やっぱり『吉本新喜劇』は面白いわ。
僕のお気に入りは安尾信乃助。デビュー当時からのお得意「初めまして。私、安尾と申しますか?」の疑問ギャグも、何故かデビュー当時より面白くなってきているように思うのは僕だけでしょうか?最近は、どつかれて舞台袖まで転がって行って、逆サイドの舞台袖から転がって出てくるギャグをやってくれないのが少し寂しいです。
最近、テレビで見たり友人の話で再認識、いや、正確に言うとやっと認識できたという方が正しいのか、関西圏以外の方は生活していく上で、そこまで"笑い"を重要視していない方が多いらしいということです。だから、関西人にいちいちツッコまれたりするのがすごく不快に感じるらしいです。
これに関して、超個人的見解で少しだけ弁解させて頂くと、たぶん多くの関西人は、ツッコまれることによってその場に笑いが起これば、自分の失態を晒されたにも関わらず、"おいしい"と感じてしまうからだと思います。だから自分でも、ツッコまれどころなんかは大袈裟にして見せたり、ツッコまれるまで待ってたりしてしまっています。
しかし、下手なツッコミにより"お笑い巻き込み事故"を起こされた場合は、容赦なくソイツのお笑いセンスを非難するわけです。その逆もまた然りで、ここぞというボケを台無しにするようなツッコミも許されない訳です。
『吉本新喜劇』の影響も大きなものでしょう。
僕も最近知ったのですが、小学生の頃、まだ週休二日制じゃなかった土曜日は、昼前までの授業が終わると急いで家に帰り、『吉本新喜劇』を見ながらお昼ご飯を食べていた、という自分の体験を、かなり多くの関西人も体験していたという事実です。統計をとる範囲としてはかなり狭い範囲ですが、自分の育った街以外で育った違う年代の方もそうおっしゃってたので、さほど間違ったデータではないと思います。
そんな絶対的支持率を誇る、『吉本新喜劇』では、通常タブーとされる身体的な特徴は必ずネタにされるし、本人もネタにする。誰かがボケれば、舞台上の人全員がズッこけ、すかさずツッコむ。大阪の日常を舞台にそんな光景が繰り広げられ、見ている小学生たちの頭に刷込まれていく。そして小学生たちは、当然の如く学校でもその光景を展開していこうとする。もちろんツッコまれる子の気持ちなど考えずに。もちろん自分がツッコまれ傷つくことだってたくさんある。
そうして、子どもの頃から厳しい環境でサバイブしてきたことは、多くの関西人に見られる"無神経"、"勘違い"ともとれる"お笑い病"の大きな原因であると思われます。あと、少なからず全国に名を轟かせる"お笑いシティ"の大看板を背負うプレッシャーもあるでしょう(え、ない!?)。
そんなこんなで、関西以外の違う土地の人が、ツッコまれることに嫌悪感を感じることをあまりリアルに実感できないのだと思います。
もちろん、サッカーが下手でコーヒーが嫌いなブラジル人が存在するように、関西人にもお笑いが嫌いな人はたくさんいるし、だいたい僕を含め、自分が一番面白いと勘違いしているヤツなんて山ほどいます。
なので、関西人のしょーもないお笑いセンスに心を傷つけられた方は、容赦なくソイツを非難してあげてください。アナタに"おいしい"と思わせることのできなかった責任があるのです。激しく非難されるぐらいのリスクを背負わないとボケたりツッコんだりする資格はないのです。
ちなみに僕は、なかなかのツッコミ好きです(すいやせんっ!要は揚げ足取りっす!)。日常なんてツッコミどころ満載です。
僕は、いつも最寄りの駅まで徒歩で向かうのですが、その途中に公園があって、朝、通りかかると、ちょっとした阪神パークぐらい動物まみれの瞬間があります。カラス、スズメ、ハト、猫、犬、ビールを飲むオッサンなどで占領されています。その公園の中に会館のような建物があるんですが、いつも屋根に大量のハトが並んで留まっています。
先日も、しばらくその光景を見ていると、ハトが一斉に飛び立ちました。
ああ、どこか遠いところに行くのかなぁ、なんておセンチな気分になっていると、ヤツらは大きく弧を描き一周して、また元の位置に綺麗に並んで留まりました。
もうね、本当ズッコけようか迷いましたよ。「行かへんのかーーーい!」みたいな。その時のハト達の白々しい顔と言ったら...。めだか師匠がスーツを脱いどいてすぐ着るギャグを思い出したよ。
電車の中で、あれが『吉本新喜劇』ならビールのオッサンがベンチから転げ落ちて、知らんオバハンにビールをぶっかけてくれたのになぁ、なんて考えてましたよ。
そう、僕もかなりイタいイタい"お笑い病"患者なんです。
だから、関西人、関西人じゃない方に限らず、ツッコミ不要の方は事前におっしゃってくださいませ。できるだけ配慮してお喋りさせて頂きます。
コメント
says
あからさまなボケにはつっこみを入れれない自分がいます。
その後には「つっこみいれてよ」みたいな感じになるんですよね。
そういう時は関西人としてこれでいいのか?という気持ちになったりしますが、しょうがないっすよね。僕はコーヒーが嫌いなブラジリアンなのかな。
says
女将>>
高校を出て関西圏以外の人たちと話していく中で初めて気づくんだよ。育ってきた環境が異常だったことに。本当、悩む人もいるみたいだね。実は、一番口数の多い関西人こそが、コミュニケーション能力不足なのかも…。
u_ziq>>
俺も、巻き込み事故に合いそうなレベルの低いボケは黙殺しますよ。ツッコんでよ!なんて要求するものではないのです。ツッコまれないボケの質、若しくはツッコまない人にボケたこと自体が問題なのです。













女将○○ says
大阪のお笑いに関するプレッシャーというのは中国地方出身の僕にしてみれば凄まじいですね、一時期は完全に人生の悩みになってましたから。
ちなみに僕の実家も土曜昼は新喜劇やってました。見てたのは僕を含め少数だったため、大阪という土地でKOZZYさんが味わっていたような熾烈なサバイバルはなかったです。お笑いに関してはヌルい幼少期でした。
08:46 PM - November 19, 2005 返信