前作よりさらに上の、オリコン初登場3位の3rdアルバム『Making The Road』。初動売上は25.6万枚で、最近あるラップユニットに抜かれるまでインディーズアルバムの初動売上記録のトップだった。後にミリオンも突破する。健さんのソロプロジェクト繋がりで、今のキッズたちが、今作や他のハイスタの音源を買うこともあるだろうし、今でも売上げ枚数は伸びているのだろうけど。
しかし、英詩のバンドでミリオン超えるって考えられないでしょ!? または、そんなバンドがいたって知ってました? ハイスタの次の世代のモンゴル800 は200万枚ぐらい売れたし、それは本当に素晴らしいことなんだけど、その偉業もハイスタがまさに"ROAD"を"MAKE"したからだとも言えるし、何より、ハイスタは英詩だよ、英詩。しかも日本人が歌う。彼等の音楽、人間性がいかに支持されていたかがわかるでしょ。
発売当時ってさ、キッズの間では、アングリーなハードコアや、中身がなくてうるさいだけのLIMP BIZKITみたいなミクスチャーバンドが流行りだしてきてて、メロコアやスカコアの時代は終わりでしょ? みたいな風潮になってきてた。
そんな中発売されたハイスタのアルバムは、メロコアなんてダセーよ!って言っていた、タトゥーやピアスだらけのニーチャンたちも一緒にレジに並ばせた。僕はそんな光景を見て、すごく嬉しくなったのを憶えている。なんや、みんなハイスタ好きやねんやん、みたいな。
楽曲の方はというと、自らメジャーを離れ、今や日本のインディーレーベルの代表格となったPIZZA OF DEATHを立ち上げた当時のハイスタのスタンスがそのまま反映されたような、エネルギッシュな内容となっている。BPMのことはわからないけど、ハイスタ全作品の中で一番スピードがあるような気がする。
一曲一曲の歌詞や楽曲に関しても、偉そうに言わせてもらえば、ミュージシャンとして、人間としての彼等の"成長"がそのまま反映されていて、言うまでもなくパーフェクト。
日本のロック史に残る大傑作です。
※輸入版の方は、ジャケ違いで収録曲はほぼ同じ。こちらには、彼等のリスペクトするbloodthirsty butchersの"カラス"のカヴァー"clows"が収録されていますよ。













