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Sounds

近頃、まさにこのブログのサブタイトル"音楽とテレビの世界へ今日も現実逃避"の通り、音楽やテレビが自分の一番の友達になっている。
会社の行き帰りは、姉に借りたポータブルプレーヤーで音楽を聴くことによって外界の音をシャットアウトし、週に1~2日の休みには長時間の睡眠以外は、好きな番組か溜まっているビデオを見ている。

前から思っていたことだけど、僕は音楽やテレビから影響を受けることが多い(ちなみに『ちゅらさん』が僕の人生のバイブルです)。
世間一般の人が、他人と接することによって何かを学ぶように、僕は、音楽やテレビからいろんなことを学ぶ。いや、勝手に都合のいいように解釈してるんだ。音楽やテレビは僕を否定しない。それは、僕がそういったものしかチョイスしないからだろうけど。

まぁこんなことを書くと、また、この引き蘢り野郎が! なんて怒られるんで、この問題は置いておくとして、主にどんな番組が僕の相談相手になってくれているのかと言うと、『トップランナー』と『情熱大陸』だ。まぁこれらを見ることは、ここ数年の習慣になっているのだけど、最近特に僕の心のモヤモヤを少しだけ消してくれる人がフィーチャーされることが多かった。

まず、下田昌克さんという絵描きさん。『情熱大陸』で見るまで全く知らなかった人なんだけど、番組中に発する言葉のひとつひとつが、興味深いものだった。まぁこの番組でフィーチャーされるほとんどの人の言葉は魅力的なものなんだけど、なんというか、肩の力の抜けた、頑張り過ぎていない、ピュアな言葉だと思った。

印象的だったのが、絵描きなのに、「絵の書き方がわからなくって、最近になってデッサンの基礎の本を買ってきて読んだ」というようなことを言っていたことと、尼崎で生まれた38歳独身の彼が、「この窓の明かりの数だけの人たちが、皆、自分で電気代やガス代を払う手続きとかを当たり前にできているのがスゲーなぁと思いました」と、上京した当時の気持ちを語っていたこと。

なにか救われたような気分だった。「絵の書き方がわからなくって......」のくだりは、最近、自分の力や才能と、自分のやりたいことの適性に折り合いがつけれそうになくって、これから先のMy Life Storyのペンが進まなかったものとしては、「こんな番組にフィーチャーされる人だって、こんな風に悩んでるんだ」なんて思えた。まぁ次元が違うんだろうけど、頑張ってりゃなんとかなるもんだよな。
「この窓の明かりの数だけの人たちが......」は、これを言っちゃうと、本当にダメな人間なんだと思われるのが怖くてあまり口にしてこなかったことだったので、あぁ僕と同じように思っている大人がいるんだ、なんて本当に自分をわかってくれる友達が見つかったような気分で嬉しかった。

お次の松尾スズキ氏も、そんな風にダメなヤツに勇気を与えてくれることを言っていた。『トップランナー』の、過去に人気の高かった回を再放送するセレクト集みたいなので夜中に放送されていて、たぶん、5年くらい前の回だったと思う。

その中で、彼のモットー(?)みたいな『がんばれません』という言葉に関して彼はこう語っていました。
「日本人は頑張り過ぎるでしょ? だからそんな人たちを見て、自分のことをなんてダメな人間なんだ、って思っちゃうと思うんですけど、僕みたいなダメな人間だって、それなりに頑張っていれば、こうやってエンターテイメントにできるんだ、ってことを伝えたいっていうか......」
みたいなことを。
まぁ彼はごく希な成功例なんだろうけど、誰かと比べるんじゃなくて、自分なりに頑張ればいいじゃん、ってことじゃないのかな。

あと、詳しくは書かないけど、彼が自身の作品の中によく身体障害者を登場させることについて語っていたことは、いろんな人に聞いて欲しいと思った。ダウンタウンの松ちゃんを見てても思うんだけど、本当はこんな人の方が自分以外のものに対しての愛が深いんじゃないの? って思うよ。

次は、リリー・フランキーさん。彼は『トップランナー』と『情熱大陸』の両方でフィーチャーされていて、さすが旬の人って感じ。僕の知っている女性にも彼のファンは多い。

彼は、一応本職はイラストレーターなんだけど、皆さんがご存じの通り、物書きだったり、写真家だったり、表現のフォームを選ばないアーティストだ。言ってしまえば彼は、プロの物書きや写真家ではない。
そんなプロではない人に対して、「プロのイラストレーターなんて誰でも、明日にもなれる。免許なんてないわけだし、自分で「プロのイラストレーターです」と言ってしまえばそれでプロなんです。
大事なのは、プロであることじゃなく、なにを創りたいか、なにを表現したいか、なんです。僕だって、小説を書くプロじゃない。だからこそ、プロじゃない、フェイクにしかできないものが生み出せるんです」みたいなことを言っていたんです。

これはね、美大や専門学校なんかでアカデミックなアートの勉強をしていない、学歴なんかを気にしちゃって、心のどこかにコンプレックスを持っているクリエイターなんかには心強い言葉ですよ。
一応僕は専門学校に通っていたけど、今までやってきた、個人的なフライヤーやステッカーなんかのデザインや、今の仕事であるWeb製作に関する専門的な勉強ってのは、ほとんど授業ではなかったんですよ。アプリのオペレーションスキルに関してはほぼ独学で身につけたし、創ることが好きだから続けて来れたんだけど、やっぱりアートやデザインとなると、どこかでセンスや学歴のない人間が携わってはいけないんじゃないか? という固定観念やコンプレックスもあって、先述した通り、自分の力や才能とやりたい仕事との適性に対して疑問に思うことが多々あるんですよ(実際、デザイナーなんてそんな崇高な仕事じゃないのはわかってますけどね)。
そんな感じで、最近もよく仕事への適性について考えていたんで、それを消し去ってくれるような発言が嬉しかったんですよね。
まぁ彼は、武蔵野美術大学出身ですけど......。

まあね、ここに挙げた3人の方は、口には出さないけど、いろんな努力や苦労もされているだろうし、おまえはこの人たちとは違って才人ではないのだから、もっと頑張れよ! って自分へのツッコミももちろんありますが、やっぱり周りの価値観はある程度無視しててもええよな、って再確認できましたよね。それが良いのか悪いのか......。

※今回ピックした言葉の数々は、KOZZYなりに編集したものですから、実際の発言とは全く一緒じゃないし、僕なりの解釈も多少含まれているんであしからず。

SUPER SUCKER

今年のJリーグは面白い。優勝した去年に引き続き、ガンバ大阪が好調という個人的な理由も含まれているだろうけど、それ以外にもレッズの圧倒的な強さ、今年昇格したチームの頑張り、W杯を目前にした代表候補メンバーの生き残りをかけた戦いなど見所が満載だ。

日本は他の国に比べると圧倒的に野球ファンが多いけど、W杯に日本が出場できるようになってきたこの10年近くは、さすがにW杯が近くなるとサッカー好きと称する人が増えてくる。

それでもいいんだ。ブームが来ると、そりゃ圧倒的に"にわかファン"の数の方が増えるけど、サッカーの魅力に取り憑かれる人だって確実にいる。実際、本当にちょっとづつだけど、学生時代にサッカーをしていたわけでもない人たちの間でもサッカー好きは増えてきているし、海外リーグの情報を取り扱う番組も増えてきた。今年のW杯の結果次第では、さらに日本でのサッカー熱が広まるだろうから、そういう意味でも頑張ってほしいな。

そういや、昨日の『スーパーサッカー』を見ていて、現在はJ2の横浜FCで活躍するキング カズ a.k.a. 三浦知良選手の、途中交代でグラウンドを去る際に、グラウンドに向かって深く一礼する姿にすごく胸を打たれた。

まさに"実るほど 頭をたれる 稲穂かな"だ。

スパルタチームにいた僕も昔は、この『グラウンドに向かって頭を下げる』という、物理的には何の意味もない行為を当然のことのように行っていた。最近はJリーグの試合を見ていても、この行為をする選手はあまりいない。たぶん、昔はしていたのだろうけど。

よく、どんなスポーツの選手でもそうだけど、選手としての適齢を越えた選手が、戦力外通告だの相次ぐ怪我だの辛い状況にありながらも、現役を続ける様を見て、「諦めが悪い」だとか「引き際が悪い」みたいなことを口にする人がいる。過去に大活躍した選手であるほど、そんな風に言われる傾向は強い。
それは、僕の好きな人たちの口からも聞くことはあるし、僕にも全くわからない意見ではない。
だけど、カズのように、謙虚に、ただずっとそれが好きという理由で続けている人のことを、どうして周りの人間がそんな風に言えるんだ、とはずっと思ってきた。少なくとも、僕には彼のようにはできないからさ。

僕なんかが言えることじゃないけど、頑張ってくださいよ、キング カズさん。あなたがこの国で蒔いた種が、世界中で花を咲かせる日はそう遠くないですよ。

Sounds

PUNKSPRINGでMXPXの最高のライブパフォーマンスを見て、アメリカの3ピースのバンドはやっぱ違うわ~、なんて思ってた。GREEN DAYとか本当凄いもんね。

  • GREEN DAY/Nimrod, Warning
  • BUDDHISTSON/Buddhistson
  • MAE/全作品

コメント

女将 says

僕は自分のセンス、技術にはまるで自信...というより勇気がないです。
踏み出してしまえば出来るのかもしれないけれど、踏み出す勇気がたりなかったり。
だから僕なんかは根を詰めてやってくしかないんかなーと、勇気がないならせめて自信を!最近ずっとこんな感じです。
KOZZYさんはもっと自信持っていいんじゃないですか?僕から見たら、うらやましい所たくさんあるんですけど。

08:13 PM - April 17, 2006 返信

佳人 says

リリーフランキー良かったね!
あの番組見ながら「KOZZY見てるかな」とずっと気にしてたけどやっぱり見てたか。

KOZZYはセンスあると思うんだけどなー。
絵とかデザインとかそういう意味じゃなくて、なんつーか、人間的にね。あとは何かきっかけさえあれば…とか、大きなお世話か。
ま、とりあえずゆんたくしようねー。

09:44 PM - April 17, 2006 返信

u_ziq says

TVに出てる成功者の言葉は響きますわ。
運とか、勇気とか才能とか色々あるけど、とりあえずアクションみたいな。
そんなコアなメッセージがびしばし伝わってきますわ。
ちなみに僕は報道ステーションとサンデージャポンくらいしかTV見てないかも。

11:23 PM - April 17, 2006 返信

tamag says

キング カズの話はちょっとグッときたね~。 実はあたくし小学校のときすこしだけサッカーしてまして…。
頭下げるのとかしてたなぁ~。
カズはほんとかっこ良い! 武田とかあんたほんまにサッカーしてた? と思いません?!  好きなことをし続けるのってあたしには想像もつかんくらい大変なんやろうけど、kozzyもカズのように好きなことをし続けていってください。
あたしはkozzyの作品の大ファンですから。 

05:51 PM - April 18, 2006 返信

KOZZY says

女将
おおきに。なんつーか、それなりに見えるもんを作れるぐらいのスキルに関しては、そろそろ身についてきたのかなぁとは思ってるんだ。俺がやってるのは、アートじゃなくてデザインだから、一から作らなくていいじゃん?お客さんの要望ありきだから。お客さんの要望を汲み取る、または言いくるめるスキルの方が、デッサンのスキルより必要なわけで、そんなに特別な才能がなくてもできるわけよ。デザインなんて消費されてナンボだし、そこがおもしろくもある。楽しいのは楽しいのよ。
何が最近のモヤモヤの原因なのかっつーと、なんつーか、テクノロジーの発展にあまり興味がなくなってきたというか、ついていけないのよ。PCを介してクリエイトしていこうとしている者として、それでええんかいな!?みたいな。
予期せぬ自分の変化にとまどってる感じやね。
君にMacを勧めといてね~、スマンね。まぁどれだけ悩もうが、俺はMacを触ってくだろうから。

11:26 PM - April 18, 2006 返信

KOZZY says

佳人さん
ありがとうございやす!
いやね、自分がイビツなカタチをした人間だということをコンプレックスには思っておらんのです。それはそれでやっかいでしょ!?でも、以前はひどかったんです。人知れず枕を濡らしてました……。
なんつーか、悩んでるのは、その周りが個性と言ってくれる部分を、うまく仕事に落とし込めないという部分も無きにしも有らずです。要は、我が強いんです。
きっかけねー。別に僕は大ブレイクしてー!とか思ってなくて、マジできれいごと無しで、誰かが心から喜んでくれる仕事をしていきたいなぁと。って、みんなそうですよね。
まぁゆんたくで聞いてくださいよ。『ちゅらさん2』の恵達みたいな感じですかね~。俺は星屑にもなってないんですかね~。

11:37 PM - April 18, 2006 返信

KOZZY says

u_ziq
テレビに出てる成功者って言っても、「アンタ地獄に堕ちるわよ!」とか言って荒稼ぎしているオバハンの話はまるで心に響かないよね。
そうやねんな。今回書いた人たちが言ってるのって、結局「まぁとりあえずやってみれば?」ってことやと思うねんな。
一応今までそうやって仕事とか考えてきたから、周りには「ひとつのことが続かんヤツやな~」とか言われてきてんけど、ひとつひとつはそれなりにマジで取り組んできたから、まぁたいしたもんじゃないけど、今の自分があると思ってはいるのよね。その気持ちが萎えつつあるのがちょっと不安でね、今は。歳かな。
報道ステーションなんて帰ったら終わってるよ!サンデージャポンはアホなアメリカ白人代表のデーブ・Fuckin'・スペクターが出てるのが嫌やな。爆笑問題の太田にやっつけてもらいたいわ。

11:52 PM - April 18, 2006 返信

KOZZY says

tamag
尼南やろ。そうやねん、小学生とか中学生の頃は当たり前やってん。実際意味は無いねんけど、気持ちやん?礼儀とかって日本人の美しい部分やと思うよ。あら、こう見えて以外と体育会系なのよ、俺って。あいさつとか大事やと思ってるもん。
カズの耳には周りの雑音も入ってきてるだろうけど、自分の信じる道をストイックに進んでるよね。
僕はまだまだ実ってませんわ。
おおきにです。KOZZYのデザインを褒めてくれるのはアナタぐらいですわ。たぶん一番見てるしね。まぁあんなテイストの仕事だけをするわけには行かないんだけどね。
おばぁやブンちゃんやマリアさんに話を聞いてもらいたいなぁ~。「おばぁはいつでもKOZZYの見方だよぉ」って言われてー。

12:03 AM - April 19, 2006 返信

チー says

リリーさんは男前だにぃ~!何をしてもそれなりに成功する人ってぇのは、人柄だったり環境だったりなんかもっとるものとか違うよねぇ。
人自体は知らないんやけど【「この窓の明かりの数だけの人たちが……」】
めっちゃわかる!!みんなまじで保険とか、支払いとかできんのん??すげー!って思ってるもん。
実家でたとき更に思ったね。TAMAGがやってくれたけど☆

03:06 PM - April 19, 2006 返信

KOZZY says

チー
そうやね、確かに元々持っとるもんが違ったりする。
でも、昔はその、生まれ持った才能だとか、環境ってことを口にする大人が大嫌いやった。
どんだけサッカーの練習をしても、試合の日だけクラブに来て、試合で使ってもらえるヤツとかいて、そんな生まれ持った能力だけのヤツに悔しい思いをさせられてきたってのもあったし、何か夢に向かって頑張ってる子に対して、才能とかセンスなんて言葉を使う大人の無神経さがムカついた。
でも大人になって、その生まれ持った才能ってのはある程度は必要なのかなってことはわかった。頑張ってる子には言わないけど。それが優しいのか優しくないのかは難しいとこやけどね。

俺は電気代とか保険とかのことだけじゃなく、みんなちゃんと生活を送れてるのが凄いと思う……僕ちゃんダメ人間!?

11:42 PM - April 19, 2006 返信

momiage says

kozzyさん、私ついに
家でも見れるようになったのです(泣)
これからじゃんじゃん遊びにきます。
紹介文でのオールドスクールじゃなくなったわよ☆

09:10 PM - April 20, 2006 返信

KOZZY says

momiage
おぉようやく念願叶ってのニュースクーラーですか!おめでとうございます。
卑猥でアメージングなエピソード満載の日記も、ガンガン更新されるっちゅうことね。楽しみだわ。
momiageがルーツを忘れないために紹介文はそのまま「オールドスクール」にしときます!

10:14 PM - April 22, 2006 返信

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