いや~、楽しかったFUJI ROCK。めちゃめちゃ疲れたけど。
10周年を迎えるこのフェスに参加したのは今回で2回目なんだけど、やっぱり今までに見たどのライブ、イベント、フェスとも異質のものだわ。『お金を払って見る』ってんじゃなくて、『共同出資してアーティストもオーディエンスも一緒に楽しむ』みたいな感覚。言い過ぎだと思われるかも知れないけど、例えば関西から参加するとしたら、チケット、宿代、交通費、その他諸々で、合計8~10万ぐらいは費用がかかるだろうと思われるこのフェスに、毎年のように参加している人がいるってことは、そういうある種の一体感みたいなものを感じているからだと思うんですよね。大自然の中で音楽を楽しみながらそれらを通して、みんなでエコやピースについても考える。アーティストの曲の歌詞に直接そんなメッセージが含まれているわけではないけど、大自然の中で良い音楽を聴いて、笑って、踊って、みんながそのイベントを来年も続けれるように、笑って、踊り続けられるようにするにはどうすべきかを考えたとき、エコやピースについて考えるということは(大小の差はあれど)誰の心にも生まれる自然なことだと思いますね。そこに、主催者側のちょっとした提案が加わるぐらい。あとは個人個人がこれからそれらとどう向き合うかですね。
最近『夏フェス』という言葉が、普段、そこまでコアに音楽を聴いているわけじゃない人たちの間でも話題にのぼるようになり、SUMMER SONICなんかの都市型フェスにはそんな人たちも来るようにまでなり、日本でもやっとミュージックフェスティバルが浸透したように思います。そんな夏フェスの元祖として取り上げられることの多いFUJI ROCKですが、それ以外の後発のフェスとは根底にあるものが違うような気がします。その違いってのは一言で言い表せるものじゃなくて、だからこそ、ジャンルにとらわれず本当に音楽が好きな人、エコやピースについて興味のある人なんかは是非参加してみてほしいですね。
僕はね、もう初日の早い段階で、このフェスに来て良かった~、って思えたんですよね。
FUJI ROCKの初日、新潟の苗場にある会場に着いたとき、既にグリーンステージ(一番大きなステージ)では、このステージの一番目のバンド、THE STRING CHEESE INCIDENTのライブが始まっていて、オーディエンスもアガっているし、それを見て、あぁ本当にFUJIに来たんだなぁ、とまず実感したんですよね。そうやって5年ぶりの苗場の雰囲気に浸っているうちに、次のバンド、FLOGGING MOLLYのステージが始まりました。
凄かったなぁ、あの光景は。アイルランドの伝統的な民族音楽と、イギリスのパンクロックを混ぜ合わせた音楽を、アメリカのバンドが演奏している。僕の目の前には、肌が黄色い人、白い人、黒い人がいて、みんな笑顔で踊って、暴れて、遠巻きにステージを見ていた人たちも、音につられてモッシュピットまで急いで走ってくる。そして、その中には恐らくキリスト教徒もいて、仏教徒もいて、そうじゃない人もいて。まさにNo wall between the music=音楽に壁は無い、ですよね。
で、これでいいんじゃん、って思ったんですよね。銃やミサイルが必要なの?ってさ。もうね、フェス初日の2バンド目にして、あぁこのフェスに来て良かったぁ、って思えましたね。なけなしのお金をはたいて、はるばる新潟の山奥まで来た甲斐があったと。涙が出たね、マジで。
そこから最終日までに観たどのバンドも、どのオーディエンスも本当に素晴らしかった。FUJI ROCKに来ている人のほとんどは本当に音楽が好きで、例えばサウンドスタイルがロックじゃない、テクノ、ハウス、ヒップホップだって、曖昧な言葉だけれどそれが"ロック"だと感じれるような音楽なら何でもOKなんですよね。素晴らしい。
ちなみに時間の都合で1曲だけしか見れなかったり、偶然通りがかって観たバンドなんかも含めて、観たバンドを全て挙げると、
- 一日目
-
- THE STRING CHEESE INCIDENT
- FLOGGING MOLLY
- A HUNDRED BIRDS ORCHESTRA
- ATMOSPHERE
- ASIAN KUNG-FU GENERATION
- DIRTY PRETTY THINGS
- JET
- FRANZ FERDINAND
- AFRA & INCREDIBLE BEATBOX BAND
- TUCKER
- 二日目
-
- ザ・キングトーンズ featuring ジミー入枝&ナンシー
- THE HIVES
- KEN YOKOYAMA(健ちゃん最高! 次はHi-STANDARDで!)
- SONIC YOUTH
- 電気グルーヴ
- RED HOT CHILI PEPPERRS
- 三日目
-
- KT TUNSTALL
- Rinocerose
- BROKEN SOCIAL SCENE
- JASON MRAZ
- THE RACONTEURS
- THE STROKES
です。
ベストアクトは......TUCKER!! この人凄過ぎ! ちなみに日本人です。 ジャンル? わかんない! とにかく熱い! 実際楽器に火ついてるし! 夜の11:30からのステージだったんだけど、疲れきっているはずのオーディエンスもかなりアガってて、TUCKERのパフォーマンスが終わった後、みんな口々に言ってましたもん、「スゲー!!」「なんや、アイツは!?」とか「あの子、どこの事務所や!?」とか。最後のはウソ......。とにかくビビってた。その後の、BIRDY NAM NAMっていうたぶんめちゃめちゃすごいターンテーブリスト・チームのパフォーマンスだったんだけど、AFRA & INCREDIBLE BEATBOX BAND~TUCKERの超最高の流れでライブを楽しんだオーディエンスは一気に会場を後にしましたからね。BIRDY NAM NAMはちょっと可哀想だったな。あの素晴らしい流れのライブを観た、海外のバンド、関係者、オーディエンスはたぶんビビっただろうね。Oh~! ニッポンジンスゴイネ~、って。日本のバンド、全然負けてないよ!そう、日本人はみんな器用なんだよ。日本が世界に誇れる部分なんだわ。AFRA & INCREDIBLE BEATBOX BANDや同日WHITE STAGEに出演していたA HUNDRED BIRDS ORCHESTRAなんて既に海外でも評価されているようだし、何よりみんな大阪や関西の人たちだからね~。嬉しいね~。
こんな感じで、本当楽しかった。ただ、良いことばかり書いたけど、やっぱり参加者全員がエコやピースについて共通の意識を持ててたか? という部分では、やっぱりそうはうまくいってないようで。そりゃSUMMER SONICのオーディエンスのそれと比べると遥かに上を行くものだけど。
僕個人的には、やっぱり意識の低い喫煙者のマナーは気になるな。僕は、タバコは吸ったことはあるけど、継続的に吸うという意味で喫煙者にはなったことがない。だけど、マナーの悪い喫煙者に対しての気持ちや、ほんの少しの嫌悪感もあまり口にしないようにしている、これでもね。みんな気を遣うだろうからさ。
だけど、こういった長年エコやピースについて問題提起してきたフェスに参加しているときぐらいは、意識を高く持ってほしいと思うから、いつもの数倍はそういう人たちに対しての嫌悪感が増す。
モッシュピットのような密集地帯でタバコをくわえていたり、手に持っている人。本当に危ない。煙の逃げ場もない。少なくとも、他の人の健康を害しているという意識だけはなくさないでほしい。そして吸い殻やパッケージのゴミをその場に捨てる人。自分の家の庭でも同じことが出来るのか? 人の土地なら良いのか? 普段よく思うことですね。 最近テレビなんかで愛煙家による、自分達愛煙家の立場が世界的に悪くなっているという、いかにも被害者のような発言をよく耳にするけど、最低限のルールだけは守ってそういう発言をしてほしい。
僕の友人、特に地元の友達の喫煙率は非常に高くて、こんなことを言うと、気を遣って僕の前では吸わなかったりされるし、これだけの歳になった人たちにそんなことも言いたくないので、かなり意識してそういった気持ちを前面に押し出すことはしてこなかったけど、やっぱりああいったフェスで、あんな状況を見てしまうと言いたくなりました。
タバコなんて、大抵の場合、中学や高校時代にファッションとして、カッコいいと思って始めたわけでしょ。やっちゃいけないことをやっているという感覚が楽しいし、カッコいいんだと思って。その頃のその気持ちはすごくわかるけどね、僕だって。だけど、この歳になると、携帯灰皿を持っていたり、吸う場所をわきまえた喫煙者の方が、断然カッコよく見えるけどね。少なくとも僕には。自由には責任が伴うということだと思う。
まぁこんな風に、僕が個人的に目についた問題だけ書いたけれど、他にもいろいろフェスを通して問題提起され、考えさせられることはたくさんあって。特にエコに関しては、フェスが終わって、各々が自分の生活に戻ってから、考え、行動しなくちゃいけないことがたくさんあって、それも含めてFUJI ROCKなのかと。『お家に帰るまでが遠足ですよ』より大きな意識ですよ。僕も個人的に生活をする上で反省しなくちゃいけないことがたくさん見つかりましたね。
そういった、良い面、悪い面を含め、FUJI ROCKというフェスに参加することは、これからの仕事にも私生活にもすごくプラスになるものだと思いました。というか再認識しました。強引なお誘いThanxxx, 2daaaaan!!
やっぱ、FUJI ROCKに参加できるだけの費用が捻出できるだけのお給料、参加できるだけの休暇のもらえる職場がいいよな~。一年の間でこんなに楽しいことがひとつもできないなら、なんのために働いているのかわからなくなっちゃうよ~。
コメント
says
う~ん、楽しそうで良いね~!テンション上がるね!!
しかしよく行けたね…まだ仕事辞めてないよね?
FUJI ROCKってEcoとかに触れてるの?…知識ゼロですまん。
まあ俺は未だに自分の前を歩いてる人がタバコに火を付け出したら、内心無性に蹴り倒したくなるタバコ童貞ですが、とりあえずその辺捨てるのだけは止めてほしいね。ペットボトル他も一緒だけどね。
結局原因を突き詰めると「教育」の問題なんかなーと最近思う。次世代の子にはちゃんとマナーよく育って欲しいね。
それにしてもDirty Pretty Thigsいいな…
says
お帰りなさい! そしてお疲れ様。
あたしは7年前に一度だけFUJIに参加したことがありますが、今思いだしてもほっんまに楽しかった! もう全てが! あの会場にいてるだけでテンション上がるよね。
7年前にタワレコの袋もってゴミ集めしたよ~! ペットボトルの蓋と容器は別々に捨てないとダメだとFUJIで知りました。 あの雰囲気の中でエコに参加できない人の気持ちがあたしには理解できないけど、家に帰ってからもエコに参加できてるか? というとあたしは出来てない気がします。なのでそんな人達とあたしは一緒やね。 ほんと気をつけないと。
人の親という立場な今、模範になるような行動を取らなければね!
しかしほんと夏フェスって言葉が浸透したよね。 昔にいつか海外のフェスに絶対行こなぁ~! ってゆってたのに今は日本で楽しめるもんね! でもいつかは行きたいね。 あとはサマソニも残ってるか事やしまだまだ夏を楽しんで下さいね!
says
いやー、オメデトウございます。死ぬまでには行きたいですね。ROCKやPUNKやMODSって精神面が9割で残り1割くらいが音楽やと僕はおもってます。ROCKやと思ったらROCKやと。凄い曖昧な言葉だけど、ROCKって言えばROCKになっちゃうのが凄いですよね。
僕はデカイイベントと言えばエレグラしか行ったことないですが(毎年行ってます)、やっぱりここでもエコには気つかってて、ペットボトルのラベルとキャップは別の箱に入れます。入れないと警備員みたいな人に「やれ!」みたいな感じで言われます。後はタバコも密集地帯で吸われると怖くて踊れません。やっぱり最低限のマナーは守って欲しいですよね。火付けられたりしたらテンション下がるし、気分わるいし。楽しみにきてんのに何でやねん!!みたいな。とにかくお疲れさまでした。跡はサマソニと甲子園ですね~!!笑 ではでは。
says
ほんま冗談抜きでうらやましいっすわw
個人的には大好きなクーラシェイカーの復活を生で見たかったです。
たしかに話を聞くだけでもフジロックはサマーソニックとかとは違う異質なフェスって感じがしますね。
僕のお隣さんも会社を金、月と休んで行ってましたよw
参加費用は10万円。今の僕にとっては多額すぎるし、時間もなくて行けませんでしたが、いつか、かならず行ってみようと思ってます。
says
女将
FUJIはライブ以外にも、ライブペインティングなんかもやってたり、スクラップで出来た巨大オブジェなんかあったりして、アート好きの君もきっと楽しめるでしょう。
わかってると思うけど、タバコやめろって言ってんじゃないよ!あくまで最低限の責任を背負った上で、どうぞご自由にってことだからさ。
says
佳人さん
エコは、ずっとFUJIの根底にあるテーマですね。今年は、地球温暖化防止を目的として設立された国際環境基金『グローバル・クール』とともに、フェス3日間を通してCO2排出削減キャンペーンが行われていました。地球環境が取り返しがつかないほど不安定になる気候変動の転換点まであと10年らしいですよ~。恐いですね~。本当、自分たちがいなくなった後も、この地球でこどもたちは暮らしていくし、人間以外の生き物は被害者以外の何者でもないですからね。ガイア説に則って言えば……もういいっつーの。
DIRTY PRETTY THINGSカッコよかったっす。THE LIBERTINESの方が好きだけど。次はサマソニでArctic Monkeysだー!
says
tamag
ただいまっす。君が参加したときは、Hi-STANDARDとRAGE AGAINST THE MACHINEっちゅう今考えると、超レアなメンツだったね。今まで数多くライブを見て来たけど、俺の中ではRAGE AGAINST THE MACHINEが一番鮮烈に記憶に残ってますね。
うん、俺自身はこどもはいないけど、ソウゴやシュウゴやネネやらがいることで、少なからず自分の行動を省みることがあるね。信号待ちしているこどもの横を平気で信号無視して通りすぎるお兄さん、携帯電話で喋りながらこどもを乗せた自転車を運転するお母さん。僕も含めてもう一度考えよう。
やっぱ、WARPED TOURは今でも行きたいの~。
says
テイタラクモルモット
そうそう、ROCKやと思ったらROCKやねんな。だから、クソみたいなパクリフレーズを組み合わせたようなバンドも、彼等がROCKというならそれはROCKになってしまう。しかし、重要なのは、自分の中にある、ROCKやPUNKやHARD COREを持つこと、信じることやもんね。うちの会社のヤツらに言ってやってよ。
確かエレグラもFUJI ROCKと同じSMASHのオーガナイズするイベントやったかね。一度しか行ったことはないけど、あのイベントもいいねー。
そう、酒もマリファナもドラッグもタバコも、勝手にやってください。ただし、自由には責任も伴うものですよね。人の自由を侵すようでは、それは自由とは言わないよね。
オメーは、来年必ずFUJIに行きなさい!いい写真撮れるよ~、きっと。
says
u_ziq
KULA SHAKER観たかったよ~。でも、レッチリの裏だから……。豪華すぎるよね~、ホント贅沢すぎる選択肢だらけで困りましたわ。結局MADNESSも観れなかったよ。残念。単独楽しんできておくれ。
u_ziqなら、本当に楽しいと思うよ~、FUJIは。俺なんて、本当は使っちゃいけない金で行ったんだけど、やっぱ後悔はないもん。無理してでも行くべき!
says
なんか読んでるだけでテンションあがってもうたぁ~みんなもそうなんやろなぁ!コメント超多い★寸前まで休みわからんかったからチケットとれんくてほんま残念じゃー!ヤフオク倍以上の値段ついたんやもん…チーが行きたい日は一番人気の日やったしなぁ。。。次はサマソニやね!!うーん晴れたらいいねぇ。
says
チー
そうやな~、仕事の都合をつける方が、金銭的都合より難しい気がするな~。
今回は、過去最大の13万人を動員したそうですわ。それだけの人が、何とか仕事やお金の都合をつけ(中には仕事を辞めたり、借金したりで)、苗場に集まるんだから、それだけ魅力があるんやろうね。
特にレッチリの日は、人気のあるバンドが多かったので、やはり最高の動員だったようで、実際凄い人でしたわ。
サマーソニックは晴れるでしょー!
says
楽しそうで良かったね~私もレッチリとか見たいわ~。
タバコはもうねえ、ポイ捨て反対!!
捨てたタバコがその人の部屋にワープしたらいいのにね!・・と思います。
says
モリコロさん
やっぱレッチリ人気っすね~。でも、女子にとってFUJIはとても過酷ですよ!アウトドア好きか相当音楽が好きじゃないと乗り切れないっす。
タバコのワープのシステムいいっすね~。それなら絶対にポイ捨てしないと思いますわ。













女将 says
FUJI ROCKええですねー!KOZZYさんみたいな楽しみ方してるオーディエンスやと主催側も嬉しいと思いますよ、「伝わった!」みたいな感じで。
タバコはねー、僕も吸ってる人間なんで。携帯灰皿は常に持ち歩いてはいるんですけど、やめろといわれても、既に生活の一部になってるんで無理です。
一応、吸い始めたいなとかいう人がいたら、タバコの害について長々と語るようにはしています。
10:33 PM - July 31, 2006 返信