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日曜日、今シーズン初めてガンバの応援へ敵地神戸まで。
結果、格下であるヴィッセル神戸相手に負けてしまったのだが、久しぶりに劣勢のゲームを見るドキドキ感が新鮮でおもしろかった。敵ながら大久保も良い仕事してたよ。

しかし、ヴィッセル神戸のホームスタジアムである『ホームズスタジアム神戸』はなかなかのものだった。やっぱりサッカー専用グラウンドは良いね。陸上競技用トラックがあるスタジアムとは迫力が全く違うわ。
早くガンバのホームスタジアム建設の署名に参加しないと。

ホームズスタジアム神戸は、大阪方面からはハーバーランドを少し西に向かったところにある和田岬という場所にある。周りは港だったり工場だったりして、日曜の夕方には人気のない街に変わる。
そこに以前勤めていた会社の先輩の実家であるお好み焼屋があるので、友人とそこで晩飯を食うことにした。そのお店はテレビや雑誌にもよく出てるらしい。帰ってきてからネットで検索してみると、グルメブロガーたちの間でも口コミで評判が広がっているみたいだ。

先輩に電話して店までの道を聞きながらなんとか店にたどり着くと、店の前には先輩のお母さんらしきおばちゃんが立ってた。先輩がお母さんに「今から後輩が行くから」って電話してくれてたみたいだ。 だから先輩のお母さんは僕たちが息子の後輩であることがすぐに分かり、「ラグビーやってる子か?」「息子に何がお勧めって聞いてきたん?」「サッカー観てみてきたんか?」などいろいろ話をしかけてくれながら、そば飯と牛スジ入りモダン焼きを作ってくれた。

このお店の特筆すべき点は、薪で焼いているということ。以前から先輩からそのことを聞いていたが、料理をしない僕にはいまいちそれによる効果が分からなかった。
実際は目の前で焼いてもらい、食べるといろいろ『なるほど』があった。焼き上がりが異常に早い。中ふっくら、外は香ばしく......って、僕の舌と文才じゃその魅力を最大限に表現すんのは無理だわ......

と言うより~、と言うよりさ~、ぶっちゃけさ、俺は味音痴だからあんまり料理のウンチクは語れないよ~。「○○が濃厚で......」「火力が高いことによって......」みたいなさ~。
でも「うまい!」と思ったんだ。
じゃあさ、何が僕にとって「うまいな~!」なのかって言うとさ、それは気持ちや空気なんよな。
例えばそれは、食べているシチュエーションだったり、一緒に食べてくれる人だったり、料理を作ってくれる人だったり、そこで生まれるコミュニケーションだったりが僕にとっては重要な食材なんよな。要は舌ではなく心が「うまい」と感じているわけですよ。非常にくっさい言葉ですが、これはマジで。
まぁ分かりやすい例で言うと、なんの工夫もないカレーや焼きそばでもキャンプなんかでみんなで食べると超うまく感じんじゃん?それやん、それ。

例えば今回のお好み焼きの件で言うと、先輩のお母さんとの会話。息子の話、サッカーの話、薪で作るお好み焼きの話など、初めて会う僕たちにいろいろ話しかけてくれた。
いいね、コミュニケーションのあるお店は。僕の場合そういう意味では、吉野家だってマクドナルドだって気持ちよく食事できる可能性も十分あり、確かにその都度「うまい」度も違う。本当に普段からそう感じることはある。そりゃ元気に「いらっしゃいませ~!」と言われた後の方がうまくね?それがファーストフードかどうかなんて、グルメ論が通用しない僕にはあまり関係ない。僕は舌でなく心でしか味わえんのです。

あとさ、今回「うまい」と思ったことがもう一つ。それはご馳走になったことです。
これはね、単純にタダで飯を食えたってことを喜んでんじゃないよ。さすがにこんな歳になりゃお好み焼きぐらい自分の金で食えるさ。逆にお代を払わないと気を遣うし、次回も来にくいもん。
だけどさ、やっぱり気持ちが嬉しいわけですよ。非常に勉強になるわけですよ。

「今回はええから、また来てな」

だってさ。なんて素晴らしい気持ちなんだよ。それが「また会えるよな?」的な気持ちなのか「いつも息子がお世話になってます」的な気持ちなのかは僕にはわからないけど、どちらも素晴らしい気持ちじゃん?もし言葉の通り「また会えるよな?」的な気持ちだったとしたら、それは無条件に信頼をくれたってことでしょ?僕らがまた来るかどうかの可能性とは関係なく、まず無条件に『気持ち』をくれたわけですよ。
別に今回のような状況が全くあり得ないことだとは思わないけど、それが資本主義社会や僕が徐々に忘れてってることなんじゃないかって再認識したというか。

特にそれは自分の仕事において。
僕の仕事は、Webというメディアを通してエンドユーザーとコミュニケートする、またはユーザー間のコミュニケーションが円滑に行われるような仕組みを作ることだ。表情や会話などのリアルタイムな気持ちのやりとりは、現実の人対人の対話よりWebは圧倒的には劣ると思う。
逆を言えば、簡単かつかなり精度の高い嘘もつける。実際、クライアントの予算や納期やイメージ戦略なんかを加味すると、僕たち作り手だって当たり前のように嘘をつくし加担する。

気持ち?そんなのきれいごと?いや、そうじゃない。それこそ大事なんだ。
きっとクライアントの諸事情や怠慢な気持ち、所謂「臭み」や「苦み」や「毒」を、嘘をたっぷり振りかけてごまかしてたって、そんな料理はすぐに誰も食べてくれなくなんだよ。そんな料理ばかり出してごまかしごまかしで経営を続けている店なんて、いくら時代のニーズが高かろうがすぐに淘汰されんだ。

今、僕は人生の岐路に立たされている。このタイミングですごく大事なことを思い出させて頂きました。ご馳走さまでした。

※お店の詳細はこちらのサイト(http://corochan.exblog.jp/3924083/)では詳しく書いておられるので、興味のある方はどうぞ。僕が勝手に無責任に宣伝しまくるのも迷惑になるかもしれないんでね。

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