小学生の頃、初めて買ったCDが渡辺美里のアルバム。たぶん超名曲マイレボリューションとか入ってたやつです。音楽をお金を出して買う。それこそリアルにマイレボリューションな出来事でした。
その後はB'z、ビートルズ、カーペンターズ、ウルフルズ、TRF、サイモン&ガーファンクル、スピッツなどなどごく普通の音楽を好んで聴き、高三の夏、Hi-STANDARDの『Growing Up』に出会ってからは音楽への興味が加速度的に増していきました。音楽とライフスタイルが結びつくカルチャーの存在を初めて知ったからでしょう。
そこからはパンク(というかハイスタ)を軸にしていろんな音楽と出会ってきました。インターネットもそこまで普及していない時代。CDについてくるライナーノーツやサンクスリストをくまなくチェックしたり、数少ない専門誌を穴があくほど読んだり、ロックイベントでかかる曲全てに耳を傾け、オルタナティブミュージックの虜になりました。
パンク、ハードコア、スカコア、スカ、レゲエ、ミクスチャー、グランジ、ギターポップ、パワーポップ、エモ、ヒップホップ、ビッグビート、テクノ、オールディーズなどなど、割合で言えばパンク周辺のものが圧倒的なんだけど、それでも一応いろんなスタイルの音に魅せられてきたわけです。
今こっちで一人で暮らしていて、当然一人の時間が増えました。もうすぐ無職になる予定の僕は、あまり時間も潤沢な資金もないことも相まって、一人の時間ができるともっぱらiPodの世界に入り込みます。
今までいろんなバンドに夢中になってきました。ハイスタはもちろん、スナッフ、ファットボーイ・スリム、ビースティボーイズ、アンダーワールド、エイジアン・ダブ・ファウンデーション、ジミー・イート・ワールド、カーディガンズ、ブディストサンなどなどフェイバリットバンドを挙げたらきりがありません。
聴く音楽の幅もどんどん広がり、若い頃よりかはCDを買うお金もあり、オンラインで音楽が変えるようになった今、素晴らしいことばかりのようですが、最近では音楽を聴くときには、自然と最近買ったCDを聴くことに専念せざる得なくなりました。そう、時間がないのです。
ハイスタの『Growing Up』だって、ダンスホール・クラッシャーズの『Lockjaw』だって、Junkie XLの『Big sounds of the drags』だって、ウィーザーの『Weezer』だって、僕にとってはまだまだ色褪せない名盤なのです。まだまだ聴き続けたいのです。
そんな今ではなかなか聴くことが少なくなったバンドの中に311というバンドもいます。僕のことをよく知っている人なら、僕がいかにこのバンドが好きだったかご存知だと思います。メンバーと一緒に写真も撮ってもらったこともあるし、作るミックステープにはだいたい311を入れてたし、昔の写真には311のTシャツを着た自分がよく写ってるし、とにかく大好きなバンドなんです。
今でこそさほど珍しくはなくなった2MCにリズム隊にDJというバンド構成や、ロックをベースに、ファンク、レゲエ、ダブ、ヒップホップなど取り入れた彼らの音楽から、パンクはサウンドスタイルじゃないんだということを教わり、実はその考え方は僕の人生に大きく影響を与えています。(ちなみに本国で行われる毎年恒例の対バンツアーは、昨年はマティスヤフ、今年はスヌープ・ドッグでした。彼らの姿勢がよく反映されたラインナップだと思います。)
それほど大好きでリスペクトしてる311でさえ、最近は聴く機会がめっきり減っていました。
それが最近、足繁く通う新宿のタワレコでフジロックと並んで展開されているサマーソニック出演アーティストの試聴コーナーを見るたびに、311がプッシュされていないことに腹を立てることが多々ありまして。「だから日本で人気がでえへんねん!」なんて帰り道にずっと思いながら。でも俺も最近聴いてないなぁと思って、iPodのスクロールホイールを311まで回すことがあって。
で、やっぱいいんです。311。本当に曲が良い。特に近作に多いレゲエ色の強い曲は、本当に気持ちいい。ロックバンドと言えど、レゲエはもう借り物ではなく、彼らの音楽の一部なんです。
で、311の音楽のポイントとしてすごく重要な点は、先ほども書いた通り"気持ちいい"ということ。楽曲の良さはもちろん、ライブでの演奏を含めたパフォーマンスが彼らの最大の魅力。CDから感じられるグルーヴ感は、ライブでは数倍大きくなります。これが夏の野外だったら......。
もう僕は彼らの良さについて、何年も、何回も、何人にもプレゼンしました。本当に僕と同じくらい311が大好きになってくれた人もいるし、一緒にライブに行って心から楽しんでくれた人もいて、プレゼン結果としてはそれなりに嬉しい部分もたくさんあるんですが、やっぱり日本という国単位で見ると、本国と比べその人気度の差はかなりのもので、寂しい結果でもあります。
そんな彼らがサマーソニックで再び日本に着ます。先ほども書いたとおり、夏の野外の311なんて最高に決まってます。
どうか皆さん、311のステージを見てみてください。音に身を委ねてみてください。
- もう大盛り上がりです。
- キラーチューンです。
- マティスヤフとの共演です。












