足るを知る - MIXTAPE GENERATION

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October 30, 2008 03:51 PM

足るを知る

皆さんもご存知の通り、サブプライムローン問題やリーマン・ブラザーズ破綻などの影響による、アメリカの金融危機が騒がれております。僕みたいに、それらの詳細を理解してなくて、また実際に自分の生活にはほぼ影響を感じない人でも、(見せかけの)経済大国アメリカがこれほど狼狽えている姿はそうそう見たことがなく、今がどれほどの事態なのかは多少感じることができると思います。

マイケル・ムーアが最新作『シッコ』で取り上げている悲惨な医療危機や、貧困層の若者を使った「民営化された戦争」など、僕も含め多くの日本人が大好きなアメリカの実情は悲惨なものなようです。
アメリカの市場原理主義の終焉かと思われる今、実際の生活への影響をまだあまり実感できない僕みたいな人でも、日本の近い将来への不安は募る一方です。こりゃマジで人ごとではないなと。

僕は何をすればいいのか?
近頃のいろいろな金融・経済に関わる事件で、わかったことや感じたこと。

  • 市場原理主義は結局うまくいかないということ
  • ドルが信用できないこと
  • この国の政府が頼りないこと
  • お金持ちたちはやっぱりお金が一番大切だということ
  • 自分の身の丈以上のお金を扱う恐さ=マネーゲームの恐さ

それらを考えると、今現在の僕の漠然とした目標としては、地域(地元)でお金を回す仕組みを考えることです。
開放経済や規制緩和などによるグロバリゼーションが席巻し、世界には「格差」というゴツゴツとした岩肌がそこら中に露呈しました。高い高い山の頂上か、深い深い谷の底にしか人影が見えなくなってしまった。人が消えた土地はやがて荒果て、花や草も咲かなくなるでしょう。
だから、僕らは周りの人と手を取り合って、谷の底からでも信頼できる地域社会を作らないとダメだと思うのです。高い山の上から命令されたり、知らぬ間に搾取されるなんてFuck Off。

そんなことで最近、地域でお金が回る仕組みとはどんなものなのか?どういうことなのか?を考えるようになりました。 ものすごくシンプルな例を挙げれば、

  • 地元で買い物をする(なるべくスーパーではなく八百屋さんとか魚屋さんとか)
  • メガバンクではなく地域の信用金庫を利用する
  • 地産地消(地域で生産された農産物や水産物をその地域で消費すること)を心がける

などです。実にシンプルです。

だけど、インターネットによって隅々までグロバリゼーションの波が行き届いたこの世の中、この大変便利な消費生活を捨てるのはなかなか難しいものです。

  • 本やDVDやシャンプーだって、安く買えて、送料無料で早く届く(プライム会員の場合)、アマゾンは超便利
  • 全国にチェーン展開してる飲食店も大好き
  • 大手メガバンクのネットバック機能も超便利

もう市場主義経済の恩恵を受けまくりです。僕なんて地元にはお金をほとんど落としていない。

しかし、そういった一見便利な消費活動とは一体どういうことなのか?難しいけどちゃんと考えないといけません。

  • 僕がアマゾンや他のショッピングサイトから物を買うほど、お金は外(または中央)に流れ、また輸送距離分の二酸化炭素を排出することになる(フードマイレージの問題と同じですね)
  • 大型スーパーは、地元の店を閉店に追いやり地域を衰退させると、何事もなかったかのように、また次の場所を求めて去っていく
  • 地域の信用金庫にお金が集まらないと、地元のお店が融資を受けることができない

そうやって、僕らの日々の消費活動は社会にも地元にも影響しています。
だから、もし政治や経済の知識や興味がなくても、頭を使った消費活動をするというだけで社会活動になっちゃいます。そう考えると、なんだか考えることが楽しくなってこねぇ?

僕としては、なんとかテクノロジーを排除することなく、うまく地域でお金が回るような仕組みが作れないかを考えることが課題です。大きな大きなデザイン。

しかし難しいわ......。敵は、煩悩。
合い言葉は「足るを知る」。

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このページは、kozzyが2008年10月30日 15:51に書いた記事です。

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