ホールデン! - MIXTAPE GENERATION

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October 17, 2008 09:15 PM

ホールデン!

『ライ麦畑でつかまえて』 著者:J・D・サリンジャー

ミヒャエル・エンデの『MOMO』やジャック・ケルアックの『ON THE ROAD』なんかに続く、"KOZZY、今さらながら読ませていただきます、名作"シリーズです。
今回はJ・D・サリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』。村上春樹訳の『キャッチャー・イン・ザ・ライ』(2003年)とどっちを読もうか迷ったのですが、まずはなるべく原作に近い時代感を感じてみたかったので、1964年の野崎孝訳の方を読みました。

今回読むまで、若者のバイブル的な本というイメージが強くあり、ベタに、大人社会に対して疑問を抱く若者の葛藤みたいなもんを描いたものなのかなぁなんて想像していました。

ちょっと予想外でした。確かに大人社会に疑問を抱く若者の葛藤を描いたものではあったんだけど、この物語の主人公の葛藤は必ずしも多くの若者の間で共有されているものではないと思う。この主人公はちょっと屈折してる。そして、まぁ毒舌!笑うてまうくらい(原作はスラング満載なんだろうな)。
しかし、まぁ僕だって屈折してるって言われたことはあるし、よくよく考えるとこの屈折や不信感こそ若者特有のものなんだな。ただ、昔も今も多くの若者の共感を呼んでいるにしては、だいぶラジカルな文体だなぁと思っただけです。

実際、おもしろかったんですよ。主人公のある三日間の物語なんだけど、読んでて景色が鮮やかに思い描けるし、数々の登場人物は、良いやつも悪いやつもみんな魅力的だった。

村上春樹訳の方だと、また印象が違うんだろうな。是非そっちもすごく読んでみたいな。

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このページは、kozzyが2008年10月17日 21:15に書いた記事です。

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