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『国のない男』 著者:カート・ヴォネガット

少し前に読書感想文を書いた『猫のゆりかご』のカート・ヴォネガットの遺作となったエッセイ集『国のない男』です。

いくら彼が偉大な作家と言っても、その存在を亡くなってから知った僕のようなヴォネガット初心者が、小説ではなくエッセイを読んで、彼の空気をうまくつかみ取れるかが心配だったんだけど、実際読んでみると、彼のSF小説を読んでるのとさほど変りなく彼の言葉に没頭できました(ただアメリカ人のジョークはよくわからん......)。

まだ『猫のゆりかご』しか読んだことがなくても、あ、これヴォネガットっぽいなぁって思うところがいくつもありました。というかエッセイなんだから、そこにヴォネガット本人を感じることができるのは当たり前の話で、逆に、彼の作品には驚くほど彼の人間性がよく滲み出ていたんだということに気づきました。
アメリカ批判、現代文明への警鐘、人間主義、ユーモア好き、音楽への愛......。

このじいちゃん、すごく魅力的な人だったんだなぁ。

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