MIXTAPE GENERATION: 2008年11月アーカイブ

2008年11月アーカイブ

November 29, 2008 10:42 PM

鹿男

ホーム最終戦

今日のガンバ大阪ホーム最終戦。相手は浦和レッズ。ガンバはもう来年のACL出場圏内であるリーグ3位以内に入る可能性はない。それでもレッズには負けられない。阪神vs巨人みたいなもんさ。

案の定、試合は荒れた。やっぱりこの対戦カードには何かある。激しいフィジカル・コンタクトのたびに、両チームから一斉に歓声とブーイングが飛び交う。そしてやっぱりレッズサポーターはすごい。声援がまるで大きな壁のように押し寄せてくる。ちょっと気を抜いてると、レッズのリズムに合わせて手を叩いてる自分がいる。アカンアカン。

両チーム退場者一人ずつを出して10人対10人で進んだ後半39分、加地のクロスをヤット(遠藤)がヘディングで押し込み、均衡を破ると同時にこの勝負を決めた。

あぁ気持ちいいなぁ、レッズに勝つのは。やっぱりライバル(僕はそう思ってる)の存在はゲームを熱くするね。素晴らしい選手がたくさんいるレッズだから、羨ましいサポーターがいるレッズだから、勝てたときの喜びもひとしおなんだよなー。

リーグは今日のホーム最終戦が終わって、あとは来週の新潟でのアウェー1戦を残すだけ。来シーズンのためにも、ひとつでも上の順位を目指すんだ。

で、ガンバにはまだまだ大仕事が残っている。まだ獲れるタイトルが2つある。クラブ世界一を決めるFIFAクラブワールドカップジャパン2008と、ACL出場権をかけた天皇杯。
日本中に、世界中に、ガンバのスタイル、見せつけたれ。

HIROSHIMA

先週末、広島に行ってきました。ま、ベタに原爆ドームと平和記念資料館と宮島に行ってきました。

原爆ドームの前で横一に並んで記念写真を撮るオバちゃんたちのシュールさにもいろいろ考えさせられるものがありましたが、なんと言っても平和記念資料館です。入館料50円です。皆さんももし広島に行くことがあれば是非入館してください。

原爆が落とされてから60年以上経った今でも、世界は核を手放せずにいます。電気を作る材料として、外交のカードとして、大量破壊兵器として......。 世界中で一番核の恐怖や悲しみを知っているのは恐らくこの日本です。じいちゃんやばあちゃんの痛みを知らなくちゃいけない。忘れちゃいけない。伝えなきゃいけない。それが僕らの役割なんじゃね?

で、宮島。その日は雨が降ってたんですけど、それが逆に超良かったんですよ。海は白く、山々には霧がかかり、紅葉した木々が美しく、なんとも幻想的な風景。風光明媚とはこのことです。

でね、なんといっても鹿が良かったんですよ、鹿が。奈良公園よろしく鹿がそこらへんを歩いてるんですね。
以前チラッと書いたんですけど、今年、鹿がマイブームだったんですよ、僕。ドラマ『鹿男あをによし』やtoeの『the book about my idle plot on a vague anxiety』のジャケットに鹿がフィーチャーされていたからです。鹿を見るとキュンとくる。あいつらかわいい。あいつらなんか見てる。あいつらなんか考えてた。

あ、あと時間が空いたので宮島水族館に行きました。
ペンギン目当てだったのに、結局一体どこにいたのかわからないし、目玉イベントのピラニアとテッポウウオの実験ショーも2分くらいで終ったりと、決してメガ水族館にはない手作り感のあるアットホームな雰囲気が楽しかったです。

そんなこんなで宮島は想像してた以上にナイスな場所でした。

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November 26, 2008 01:05 PM

体験

7sensiz+

先週の土曜、大阪阿波座のゴーゴーコーヒー(夜はゴーゴーバー)に行ってきました。友人であるコトニストkass1さんがグラフィックデザイナーのSpelunkasさんと二人で『7sensiz+』という二人展を開いているからです。

kass1さんの作品は、グラフィティ、カリグラフィ、書道など様々なタイポグラフィのスタイルが混然としており、それらを紙であったり布であったり木であったりと様々なフォーマットに落とし込んでいきます。
その言葉が本来持つ意味、kass1さんがその言葉に乗せた思い、それらが伝わる最適なスタイルやフォーマットやマテリアルを組み合わせた結果、独自の作風が生まれているのではないかと思いました。

Spelunkasさんは「服」をフォーマットに、独自の感覚でチョイスしたキーワードを表現しています。Tシャツやスウェットやシャツなど、それぞれの言葉を表現するに相応しいフォーマットをチョイスし、その上にペイントや様々なプリント技法(あれはラバーとかシルクスクリーンなのかな?)を使い分けて、それぞれのキーワードを表現していました。

この『7sensiz+』は、今月28日まで行われてます(詳細)。
ミナミの喧噪から少し外れたロケーションもいいし、コーヒーもおいしいゴーゴーコーヒー。近くを通られた方は是非足を運んでみてはいかがでしょうか?

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体験

ここ2、3年、Webの仕事をしてから特によく考えるようになったことがあります。「体験」についてです。

これだけテクノロジーの発達した時代、例えば、少し前に書いた石川直樹さんのトークショーや今回の『7sensiz+』のような展覧会だと、そこに行かずとも、そこに居なくても、そこ居たのと同じ"ような"体験した感覚を得られると思うのです。
トークショーだとYouTubeにアップしたりポッドキャスティングしたり、展覧会だと作品をサイトに掲載することができます。おそらくそれらによって得られる「情報」は、それらが発信された現場に居た人とさほど変わらないものでしょう。

では、なぜ僕はそれでもそこに行こうとするのか、居ようとするのか、自分でもよく考えます。
回線に乗せることができない、プリントできない、そこに居合わせた人しか感じることができない、そこでしか体験できない何かがあるのか?
それは、アーティスト然とした美しい神秘的な言葉ではなんとなく言い表せそうな気もしますが、僕が言うとあまりに陳腐だし、それが適切であると言い切れる自信もない。ただただ、「そこに居合わせることの大切さ」や「そこでしか体験できない何か」をどこかに置き去りにして、このままWebの世界でクリエイトしていくことへの疑念が漠然とある。

もしかすると、将来的にはそこに居合わせずとも、居合わせた人と全く同じ体験ができるということをテクノロジーが実現してくれるのだろうか?
実は、Webで何かを表現していく人間としては、「そこに居合わせることの大切さ」や「そこでしか体験できない何か」だけを妄信するのではなく、それらを解決するテクノロジーへの希望も持たないといけないのかもなぁ。難しいな。

November 21, 2008 05:46 PM

ご馳走さまでした

昨日、高校時代からの友人のお母さんのお通夜にいってきた。そのお母さんは僕のおかんとほぼ同じ歳だった。
こんなふうに簡単に一括りにまとめてしまってはいけないのかも知れないけど、僕らはもう30歳で、自分の周りの大切な人がこの世を去っていくことが多くなってきて、そりゃもちろん悲しいけど、それでもなんとかそれなりに受け入れられるようになってきたと思う(もちろん受け入れられないようなシチュエーションもある)。
そんなふうに良いことなのか悪いことなのかわからないけど、ある種「死」が乱暴なまでに生活に割り込んでくることにちょっとづつ慣れてきてるのだけれど、それでもやっぱり大切な人を亡くした友人にどう声をかけてあげればいいのか、どう力になってあげればいいのかがわからなくて、いつも歯がゆい思いをする。

僕が毎回戸惑うのは、自分がまだ当事者になってないってことも大きな要因だろう。一応自分だったらどうしてもらいたいんだろう?僕だったらどうされたくないんだろう?って考えるけど、結局当事者や状況次第なので、どうすればいいのかなんてわからない。大切な人はどういう経緯で亡くなったのか?友人は誰にでも悲しんでいる姿を見せれる性格か?不自然に励して余計に悲しみを煽らないだろうか?本当に難しい判断である。
僕の場合だと、どんな状況においても「かわいそうに」と思われるのは好きじゃないので、いつも通り自然に接してほしいかな。顔見せてくれて、「また飲もうや」って言ってくれるだけでいい。だからそれが正解なのかわからないけど、大抵の場合はあまり気を遣わずに普段通りに接するようにしている。
昨日一緒にお通夜に向かった友人たちも僕と同じく不器用な人間ばかりだったので、僕と同じように考えてか、僕と同じように友人に声をかけていた。
どうしてやるのが一番よかったんだろう。

お母さんを亡くした友人と少し話した。普段通りの会話。友人の仕事のこと。
その友人というのは天然のアーティスト気質で、どうみても社会のシステムに収まるような性格ではない。だからそんな友人が地元尼崎の会社でまじめに働いているという話を聞いたときは、僕は少し驚いた。これが大人になるってことなのかなぁと安易に自分を納得させていた。
しかしそんな理由ではなかった。友人が言った。
「近い場所で働いて頑張ってるところを、おかんに少しでも見せてあげたかってんけどなぁ」。
そのときは「そっかぁ」としか言えなかったけど、お通夜の帰りにみんなで飲んでたときも、家に着いてからも、今日になってもずっと友人の言葉と顔が浮かんでくる。
僕も今ずっとどういう道へ進むかを考えていて、自分の親というのは必ず思案材料に入ってくる。だから、実際に友人がどれくらいの決意でそうすることを選んだのかはわからないけど、やっぱりどれほどの思いで地元尼崎で普通に働くことを選んだのかはすごくわかる気がして、胸が苦しくなる。

きっと友人の思いはお母さんに伝わっていた。
きっと安心して旅立ったんだ。

おばちゃん、お疲れさまでした。
そして、ご馳走さまでした。おばちゃんの作ってくれたそば飯、おいしかったです。

November 17, 2008 02:41 AM

居合わせること

写真

今日は、以前に少し書きましたがKAVC(神戸アートビレッジセンター)で行われている展覧会「LOCUS」のスペシャルイベント、写真家の石川直樹さんのトークショーに行ってきました。

石川さんについて超簡単に説明すると、

10代の後半から旅を始め、2001年には世界七大陸最高峰登頂を最年少で達成。移動、旅などをテーマに作品を発表し続ける写真家 (「LOCUS」オフィシャルサイトより抜粋)

です。年齢的には僕のひとつ上かな。

今回の内容としては、

  • 過去の作品や新作のスライドを見ながら、石川さんご自身の表現活動についてのお話
  • 石川さんと「LOCUS」出品作家5人とのトークセッション
  • 質疑応答

です。

各セッションの中でいろいろな収穫がありました。

○冒険とはどういうことか
旅としての冒険とルールの境を超える冒険
○旅と写真
まず行きたい場所があって、そこに撮りたい瞬間がある
○なぜ写真
数ある表現手法の中で写真を選ぶ理由
○意識と無意識
意識的であること、無意識にあったこと
○テーマはどこから
テーマは夢中の中に潜んでいる

アートには、何百年も問われ続け答えの出ない問いがいくつもあります。今日もそのような問いがいくつもあり当然答えは出ませんでした。
僕はアートを問うことは「生」を問うことに近いと思ってます。だからそれらを問うことは無意味なことかとも思えてくる。それでもアートやデザインに関わる人の多くはずっとそれを続けていくんでしょう。

石川さんと「LOCUS」出品作家5人とのトークセッションの中で非常に心に残った言葉がありました。

「そこに居合わせることが大事」

コンピュータやインターネットを介して容易にシミュレーションが可能になった今、「偶然」に居合わせる機会が少なくなったことや、使用する機会を失った身体機能があることへの危惧を僕は日常的に感じていました。

そうそう、そこに行くこと、居ること、体験することが大切なんだ。

トリビュート

9月に発売されたSNUFFのトリビュートアルバムがすごく良い。
参加バンドは全部日本のバンドで、最近復活したCOKEHEAD HIPSTERSや盟友KEN YOKOYAMAなどのベテランから、MUGWUMPSやS.M.N.などの若手有望株に加え、なんとPUFFYまで、SNUFFを愛してやまない豪華バンドが勢揃いです。

トリビュートアルバムって無理矢理自分たちの色を出そうとするバンドが多くて、全体を通すとどうしようもないアルバムになっちゃってることが多い気がするんですが、今回のアルバムは、どのバンドもSNUFF節をちゃんと残しながらも自分たちのエッセンスをうまく加えたナイスアレンジで、ちゃんとアルバムとして聴けるクオリティになっています。
どの曲もいいんだけど、お勧めは、MUGWUMPS、STOMPIN' BIRD、COKEHEAD HIPSTERS、KEN YOKOYAMA、PONI-CAMP、BEAT CRUSADERS、RAZORS EDGEあたりです。

で、トリビュートと言えば12月にはなんとSCAFULL KINGのトリビュートアルバムが発売されるって!
メンツが良すぎる......RUDE BONESやBACK DROP BOMBやLOW IQ 01などの同世代組に、DOPING PANDAやRIDDIM SAUNTER、SPECIAL OTHERSなどの今の日本のロックを背負う若手たち、そして最新作が良すぎるCOMEBACK MY DAUGHTERS(大アンセム"Irish Farm"をカバー)!
もう他のメンツも最高すぎます。キングがまた僕たちに笑顔をくれます。
あぁ楽しみだ。

2007年のホワイトステージでの復活。あぁ楽しかった。Photo by 2daaaaan
参加バンド
  1. BACK DROP BOMB/DOO WEE(アルバム『SCAtegory』収録)
  2. BRAHMAN/Brighten Up(アルバム『SCAtegory』収録)
  3. CUBISMO GRAFICO Orchestra/WE ARE THE WORLD(アルバム『SCAtegory』収録)
  4. COMEBACK MY DAUGHTERS/IRISH FARM(アルバム『SCANDAL!』収録)
  5. DOPING PANDA/SOUL TO SOUL(アルバム『SCAnation』収録)
  6. Brown&THE FOUR BACKS(from Oi-SKALL MATES)/FAR PLACE(アルバム『SCAnation』収録)
  7. LEADERS OF THE PACK/SAVE YOU LOVE(アルバム『SCAtegory』収録)
  8. LOW IQ 01/NOTHING(LP『sensational』収録)
  9. Oi SKALL MATES/WHISTLE(アルバム『SCAtegory』収録)
  10. Riddim Saunter/NO TIME(アルバム『SCAtegory』収録)
  11. RUDE BONES/YOU WANNA DO(アルバム『SCANDAL!』収録)
  12. SPECIAL OTHERS/NO TIME(アルバム『SCAtegory』収録)
  13. TROPICAL GORILLA/COSTELLO(LP『sensational』収録)
  14. YOUR SONG IS GOOD/LUNCH IN THE JAIL(ベスト盤『SCAFULL KING』収録

November 15, 2008 06:02 PM

Come on! クリエイターズ・ハイ

仕事を辞めてからちょくちょく仕事の依頼もしくはヘルプの声をかけていただくんです。
以前の会社からのヘルプの要請もあるし、一応Webのプロとして友人たちが僕を頼ってきてくれたり。
中には僕の仕事(作品)をほぼ見たことがない人からも声がかかったりします。下請けでデザインしていると、大きな仕事ほど守秘義務とかの関係でなかなか公に仕事を発表できないんですよね。あくまで僕に仕事を発注した人がデザインしたことになってるから。特に自慢できるものもないけど、ちと悲しい。
なにはともあれ僕を頼っていただけるのはホントありがたいです。

だけど無職の今の僕、フラフラしているようで(してるけど)、こうなればいいなという展望はあって、そこへ向けてお金や時間配分の調節をしています。
あれを実現するためにはこれくらいお金がいるな......
これを作り上げるためにはこれくらい時間がかかるな......
アイツからの依頼はもうずっと前から手をつけれていないから優先しないとな......
様々な事柄を考慮した上でプライオリティをつけていかなければなりません。
そうやって限られたお金や時間のことを考えると、必然的にお断りしなきゃならない依頼が多々あって、非常に心苦しく思っております。誰かの力になりたくてデザインをやってるのに、身近な人たちの力にさえなれないのだから本当に辛い。

だけどそこで中途半端に仕事を受けちゃうと、その仕事ばかりか他のことも全部中途半端になって結果的に誰も幸せにならない。

まぁ、もともと僕の手に負えないレベルの依頼もたくさんあるんですけどね。僕はクリエイターとしては技術を売りにできるタイプではないので、自分一人ではそないに大したことできないんですよ。
っつーか、何より僕は今離職中で雇用保険をもらって生活しているから、内職は御法度!(一応書いておかないとね)

で、最近はリハビリも本格的になり、急ピッチで友人のブログを作りあげています。ポートフォリオに加えられそうなものになりそうだし、これはかなりプライオリティが高いです。

あぁ、作業が楽しい。一旦作業を始めるとなかなか手を止める気にならない。飯を食ってても遊んでても早く続きがしたくなる。まぁ仕事じゃないってこともあるんだろうけど、やっぱり僕はこんなふうに何かをチマチマ作るのが好きなんよなー。

行雲流水のロゴ
今作ってるサイトのロゴ。中身も早く作り上げないと。

November 13, 2008 05:05 PM

二度見してからのダッフンダ

スポーツ選手のファンやサポーターが、自分たちの愛する選手やチームが一面を飾ったスポーツ紙を買い漁ることがある。
僕はあまりサインだとか記念品に興味を持てない人間だから、当然新聞を買い漁る人の気持ちなんてわからなかった。時間が経つにつれ感情は薄まるものの、段々捨てるに捨てれなくなって困るだけだろうと。

だけど今回、スポーツ紙を買い漁る人の気持ちがわかった気がする。
ガンバ大阪、AFCチャンピオンズリーグ2008優勝。

そうか、みんないずれ邪魔になって困ることがわかっていたとしても、それぞれの記念すべき出来事の「証明」を必死に買い集めてしまうんだ。嬉しくて嬉しくて止められないんだな。

なんて言っておきながら、結局僕はガンバ大阪が一面を飾る各紙をどれひとつ買わなかったけどね。なんかどれだけ感情が熱くなろうと、後頭部の後ろくらいにものすごく冷静な自分の声が聞こえんの。
「ただのスポーツ新聞やで。365日中の1日分。それずっと持っとけるんか?」
そんな声がね。いつも後頭部にそいつがいるから、僕は「冷静やな」を通り越し「冷めてるな」まで言わしめるキャラクターになったんだろう。そんなことはないと思うんだけどね~。

とにかくガンバ大阪がアジアチャンピオンになったことは本当に嬉しい。
Jリーグ発足前のガンバ大阪の前身チームである松下の頃から好きだし、永島選手にもサインをもらったし(まだ冷めてなかったんです)、高校時代はガンバ大阪のゲームシャツを着て練習をしていた。
野球一色のこの国で、阪神一色のこの地域で、Jリーグの人気が伸び悩む中でもJリーグとガンバ大阪をずっと好きでいつづけて15年以上経つんだ。 そりゃ感無量さ。

ガンバ大阪はトップ登録選手だけ見ても60%くらいが関西圏出身の選手で、そういう意味でも非常に愛着が持てるね。
地域密着はJリーグの基本理念。チーム拠点の周辺地域出身の選手が60%を占めるプロスポーツって他にないんじゃねぇ?応援したくならねぇ?
これから彼らは世界一を目指すんですよ~。あのマンチェスター・ユナイテッドと戦う可能性もおおいにあるよ~。

っつーかマンUを見てぇ!

テレビで観戦
ガンバ フォルツァアレ~ いったれ~いったれ~

あ、言い忘れてた。WBCの「SAMURAI JAPAN」って......どうよ、このセンス。テレビの前で白目を剥いて倒れそうになりました。思わず二度見ですよ。
サッカーでもサムライ・ブルーとか言ったりするし、日本人の「困ったときの"サムライ"頼み」には呆れます。もっと他にねーの?
だ~けど日本人は「サムライ」が大好きで、『ラスト・サムライ』を観た直後やワールドカップやオリンピックのときにだけ、やたらと真意の疑わしいナショナリズムを振りかざす人がそこらじゅうにいて、そんなとき僕は非常に居心地が悪いです。そんなの「オッパッピー!」とか「オモロー!」が流行ってるのと一緒だよね~。
サムライさんはいつ戦ってるんですか?本当にこの国を愛してるんですか?一年後も同じこと言ってますか?
お~こわっ!(by ガリガリガリクソン )
とは言え、原さん率いる日本には世界一になってほしいねぇ。

November 10, 2008 01:25 AM

Don't forget your roots

昨日、新しいドメインを取得しました。
ドメイン名はmixtapegeneration.com。
ポートフォリオサイトを作ったり友達とサーバースペースを共有したりしたいので、今のとは別に新しくレンタルサーバーを借りることにし、ついでに新しいドメインも取っちゃおうかと思いまして。

"mixtape generation"とは、僕が20代前半の頃に、自分でジャケットをデザインして選曲したカセットテープを作っていたときに使っていたレーベル名みたいなもんです。レーベル名っつっても、カセットテープは自分一人で勝手に録音してダビングして迷惑省みずタダで配りまくっていたものなんで、単なるグラフィックの要素の一部でしかないものです。
ソースはたぶんBeastie Boysのアドロックで、彼が自身のバンドBS2000のインタビューで「僕らミックステープ世代じゃん?」みたいなことを言っていて、当時の僕が「おぉこれええやん!」と拝借したんだと思います。
詳しくは覚えていないけど、アドロックの言う"ミックステープ世代"の定義が、僕がテープを作っているときのマインドと思いっきりシンクロして、それは今でも僕のデザイン感の根底に染み付いています。

何かずっと使える、自分にとって普遍的なマインドを表すワードはないものか?ドメインを取るにあたっていろいろ自分の引き出しを開けていくと、だいぶ古いしばらく空けていなかった引き出しから出てきたのがこの「ミックステープ・ジェネレーション」。
ドメインも空いていたし、ちょっとダサいけど覚えやすい(安いし).comでいいかと早速取得。早く行動しないとまた悩むからね。

初心を思い出せる、ナイスなネーミングだな。
あのテープのおかげで新しい出会いもあったし、いろんなデザインを依頼されるようにもなった。友達のバンドのデモCDのジャケットやTシャツやステッカーやフライヤーのデザイン。友達の古着屋の屋根にデザインしたロゴをステンシルしたこともあったなぁ。
モノづくりの楽しさ、表現できることの喜び、喜んでもらう幸せ。今思えば、あの頃が一番それを実感できていたんだなぁ。

慣れはこわい。不感症じゃ人生もったいない。
"Don't forget your roots"

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7stars、USパンク/ハードコア、ポップアート、サッカーなどいろんなカルチャーからの影響モロ出しのデザインで、今見ると若さ満開で恥ずかしくなる出来だけど、この頃にデザインしたものは今でも大好きだな~CREATION

November 8, 2008 10:22 PM

Comeback, my daughters!!

ご報告

前回逆ギレしてしまったコメント投稿の不具合を修正しました。動作チェックにご協力頂いたYossy、ありがとうございます(『ちゅらさん2』以降のDVD、また持っていきます)。

最近、思わぬ人からこのブログを読んでくださっていることを知らされたり、感想を直接もしくはメールで頂いたりしてて、まぁよくもあんな長くて下手な文章を読んでくれるよなぁなんて感心して......いやいや感謝しておるところです。やっぱり感想を言ってもらえるのは嬉しいです。

だから、コメント欄からの投稿でなくても全然構わないので、記事に対する共感、賛同、反対の声、または不具合のクレームでもなんでもいいので、感想を言っていただけると嬉しいです。

っつーか、そろそろこのブログはリニューアルせなアカンわなぁ。使いづらい。

Exhibition as media 2008 LOCUS

昨日、神戸アートビレッジセンター(通称:KAVC)というところで開催されている「LOCUS」という展覧会に行ってきました。
「LOCUS」のテーマは「Exhibition as media」、すなわち

慣れ親しんだ「展覧会」のメディア性について再考し、企画立案から実施までのプロセスを重視しながら、アーティストとアートセンターが共同して新たな"展覧会のカタチ"を創造する(展覧会主旨より抜粋/プチ編集)

ということ。

もうコンセプトだけでグッと来た。
マーケットやトレンドやキュレーター主導ではなく、オーガナイザーとアーティストが一緒になって新しい"展覧会のカタチ"を創造する。素晴らしいじゃないですか。一回考えよう。一回壊してみよう。そしてまた作り直そう。

今回参加されている作家さんのスタイルは三人三様(5人ですけど)。写真、絵画、インスタレーション、ライブペインティングなどそれぞれが施設全体を使って「展覧会」というメディアを通して様々な表現をしていました。

僕が気に入った作品は、木藤純子さんの光を使ったインスタレーション。真っ暗な部屋の中でそこにある僅かな光の変化を感じるという作品。グラスを覗く作品も良かったな。
来週15日(23:00~翌日7:00!)には木藤さんがナビゲートするプログラム「catch the light/光を捕らえる」があり、KAVC施設内で明け方の薄明を過ごすという内容だそうで、超興味をそそります。

ですが、参加しようか迷ってます。翌日の夕方には同じ場所で写真家(冒険家?)の石川直樹さんのトークショーがあるからです。僕は石川さんの写真が好きなので、前日の夜からのオールナイトのプログラムに参加するか、安全策をとって石川さんのトークショーにだけ参加するか、かなり迷いどころです。

KAVCは今回の展覧会で初めて知ったのですが、なかなか良い施設だと思います。若手育成に取り組んでいたり、新開地周辺をアートで盛り上げようという趣旨には大賛成です。
商店街っぽい場所に建っていたり、館内にはベンチに座ってぼーっとしているおじいちゃんや、カードゲームでキャッキャ行ってる小学生たちがいて、なぜか少し公民館的な雰囲気があります。
これはなにも「アートを楽しむ場所なのにけしからん!」ってことではなくて、逆に「いいじゃん」と思ったわけです。
無意識でもアートに囲まれて生活することで、知らぬ間になにかインスパイアされているんじゃないかと。生活の身近にアートがあるってことが根付いていない日本ではすごく大事なことだと思います。

そういう意味じゃ、金沢の21世紀美術館って本当に理想的な場所だったよ

Comeback My Daughtersインストアライブ at タワレコ梅田店

今日、2daaaaanとともにComeback My Daughters(以下:CBMD)のインストアライブに行ってきました。CBMDの最新作『EXPerience』をタワレコ梅田店で買った人の先着特典です。

実はインストアライブに行くのは初めてで、なんだか緊張してしまいました。
めっちゃ明るいところで、いつもより少ない人(それでもかなりいた)の前で思いっきり演奏する人と、思いっきり見つめる人。こりゃ両者緊張するでしょ。CHUN CHUNさんも「お互い緊張してないっすか?」って言ってたけど、本当にそうだと思った。

このミニライブはVo&Gtの高本さんとGtのCHUN CHUNさん二人のアコースティックセット。
これがいいんだ、マジで。アコースティック盤の音源を出してもらいたいくらい。
僕的には最新作では色濃いカントリーっぽい音色(パンジョーっぽいやつ)が好きで、それがあの声やあのメロディーと合わさって、ものすごく牧歌的な気持ちになる(単純)。

ライブ終了後、なんとこれまた特典で、CBMDの二人と握手して特典ステッカーが手渡されるという事態に。えー!俺30歳っすよ!? っつーかCBMDの二人も同いぐらいじゃないのか!? なんて戸惑いつつも、大好きなバンドなんですんなり列に並んでおきました。
僕の番が来て握手をしてもらったとき、「30歳ですけど応援してます!」と言うと、CHUN CHUNさんは「おぉ、同年代じゃないですか~」的なことを言ってくれたので嬉しかったです。
同世代の人がこんなにも素晴らしい作品を作っているということは僕にとっても嬉しいということ、
キッズたちだけじゃなくて同世代のオッサンにとっても素晴らしい音楽を作ってるんですよということ、
その二点が伝えたくて紡ぎだした正解か不正解かわからない言葉が、どうにか通じたんだと思ってます(ホンマか)。
本当にCBMDとかBuddhistsonみたいな同世代の人たちが素晴らしいものを作ってくれてることは、少なからず僕に勇気をくれます。僕はアーティストではないけど、クリエイターの端くれとしてもね。

最新作の『EXPerience』は本当に最高です。大きくて、優しくて、楽しくて、切なくて。
もしこの音楽を好きになる可能性のある人がいて、その人にこの音楽が届いていないのだったら、それはものすごく残念なことです。この音楽を好きになる可能性のある人みんなにどうか届いてほしい。届けたい。教えてあげたい。プレゼントしたい。こんな気持ちになった作品は久しぶりだなぁ。

Death Cab For Cutie、Fountains Of Wayne、The Get Up Kidsなんかが好きな人にはお勧めです。

Comeback My Daughtersを好きになる可能性のある人に届けー!
MySpaceで試聴
ハンドクラップ & イェイ、イェイ、イェイ、イェイ、イェー!

November 7, 2008 03:25 AM

今、気づきました......

このブログはユーザー登録しないとコメントを受け付けない設定になっていたようです......。

Webデザイナーって意外に自分のサイトはかなり適当にやっていたりします。仕事じゃないから。
そして私も例に漏れず......。ちょっとぐらい不具合があってもクレームがくるわけでもなく、どんな乱文でもよくて、とにかく公序良俗に反しさえしなければ(少しくらい反してるかも)、自由に気ままにやってりゃいいかと。

そんなふうだから、ブログツールを更新してもろくに動作チェックもせず、こんな事態になってしまってた......半年以上もの間......。
夜中の3時、友達のブログを作っていて、実験までに自分のサイトの設定やソースをあれやこれやいじってて初めて気づいたよ......。

いやさ、最近はみんなあれだけ騒いでたmixiも全然ログインしてないし、ブログの感想は直接言ってくれたりメールしてきてくれたりしてたから、あまり気にはしてなかったんだけど......。
なんでわざわざメールしてきてくれるんだろう?コメントの方が楽じゃないのかな?他の人に意見を見られるのが嫌って人もいるしな、って考えたことは何度かあったな......そこでなぜ気づかない、俺!

そしてなぜ言ってくんないの!コメント機能が面倒臭いことになってることに気づいてた人!
冷たいじゃないのさ!

すいません、取り乱した上、逆ギレしてしまいました......。
いやぁ、僕の書いたお粗末な文章に対してコメントするために、ユーザー登録までしてくれた方、本当にありがとうございます。あなたの言葉、大切にします。

僕の友人・知人のみなさん!まだお会いしたことはないけどこのブログを読んでくれてる方!
もし、また何か不具合っぽいことがあったら、なんとかして僕に伝えてください!
どうぞヨロシコお願いします。

November 6, 2008 06:06 PM

Blink-182が聴きたくなった

映画やテレビの感想文です。

■映画

『ニュー・シネマ・パラダイス』

名作みたいです。いい話でした。号泣する人もたくさんいるみたいだけど、僕にはそれほどでもなかったです。
こういうのはタイミングが大事なんよな。

『スチームボーイ』

大友克洋ファンの間ではなかなか厳しい評価を受けているようですが、僕は普通に面白かったです。
「人類と科学」というテーマもわかりやすいし、映像もカッコいいので十分でした。

『40歳の童貞男』

アメリカ人はホントに単純でバカです(もちろん違う人もいるでしょうが)。だから大好きです。

古くは『リッジモント・ハイ』『ポーキーズ』から最近の『アメリカン・パイ』までセックス青春コメディ映画はアメリカの大得意とするとこですが、この映画はタイトル通り"40歳の童貞男"を通して少しだけ違う視点が含まれていたように思います。意外に飽きることなく観れたのはそのせいでしょう。
まぁバカには違いない内容でしたけど。僕の大好きなアメリカです。

こういう映画を観るとBlink-182が聴きたくなります。

チョケすぎ~

■テレビ

『トップランナー―プロ・フリークライマー 尾川智子』

近頃ニートなんで『トップランナー』を漏らさずチェックできてて、なかなか満足のいくテレビライフが送れています(この人の回だけは絶対に見逃さない!と強く思っていた寄藤文平さんの回だけリピート放送も含めて全部見逃した......Shit!)。
この番組の歴代のMCはだいたいどれも好きでしたが、僕的には箭内道彦&SHIHOのMCはかなりヒットなのです。

で、プロ・フリークライマーの尾川智子さん。この人の回は特別おもしろかった。リピート放送もまるまるみてもうた。
『トップランナー』はもうずっと昔からみている番組で、この番組を通して様々なジャンルのトップランナーたちを見てきたけど、尾川さんには何か違うものを感じました。

それって何だろう?番組をみている間ずっと考えていたけど、最後にMCの箭内さんがまさに僕の疑問の答えとなる感想を述べておられました。

「今までこの番組に出演された各ジャンル(職業)のトップランナーたちは、まさにそれをするためだけに生まれてきたような人たち。
だけど尾川さんは違って、尾川さん自身がそのジャンルを選んでトップランナーにまで登り詰めたんだと思います。
尾川さんなら、フリークライマーじゃない違うジャンルを選んだとしても、きっとトップランナーになっていたと思います。」

みたいなこと。本当にそうだと思った。

尾川さんは僕と同い年。
ホンマに頑張らなアカンわ......。

『カンブリア宮殿 大山泰弘 ~障害者に働く喜びを~』

50年くらい前から積極的に障害者雇用に取り組んできた日本理化学工業という会社の社長さんのお話です。

こんな時代に"障害者に働く喜びを"なんて、いかにもヒューマニズムに訴えかけるタイトルからして、ケッなんて笑う人もいるかも知れませんが、市場原理主義も崩壊かと思える今、何を頼りに社会を築けばいいのかのヒントがこの会社の哲学に含まれているんじゃないかと思います。

愛なんかで世の中うまくいくはずねーだろ!って方がマジョリティになり得る世の中、ちゃんとヒューマニズムとビジネスを両立されている会社がこの国にあることは、この国に残された数少ない希望だと思います。

ガンバのスタイル、ホントに参る

よっしゃああぁぁああぁぁあぁぁぁー!!!!
ガンバ大阪、アジア制覇に王手!

今夜はサイコー!俺たちゃPsycho!
ガンバのスタイル、ホントに参る!

すいません。まだ優勝してないのに、舞い上がってオレンジレンジぐらいライミングしてしまいました。

ホーム万博で3-0で快勝!無失点ってのがポイントね。相手にアウェーゴールを許してないっちゅうのが重要なんですよ。こりゃ二回戦、かなり有利にゲームを進めれますよ。

来週12日のアウェーの二回戦で勝負がつきます。場所はオーストラリア。
ニートの僕は時間だけはありあまっているので、本気でオーストラリアまで行こうか迷いましたが、まぁサーチャージやなんやで20万近く費用がいりますんで、仕方なくテレビの前で発狂しておきます。
BS朝日を観れる人は是非生放送で観てみてください。きっとJのチームがアジア二連覇を達成する、サッカー史に残る1ページになりますから。 また梅田にはパブリックビューイングを実施しているバーなどもありますんで、誰かしらと盛り上がりたい人は足を運んでみてはどうでしょうか。

とにかく、みなさーん!
大阪のチームが、関西のチームが、日本のチームがアジアを制覇しますよー!
日本一を争ってるGとLも頑張ってますが、ちっとはこっちも見てくださいよー!
アジア制覇の次は世界制覇ですよー!

追記:
W杯のアジア最終予選のカタール戦に臨む日本代表メンバーに、ガンバから遠藤保仁、橋本英郎、安田理大が選出!ヤットは毎度だけど、他の二人は久しぶりだから嬉しいね~。
英郎は最近明神くんとのボランチがかなり調子良かったからね~。彼の献身的なプレーは大好きです。
ミチは昨日の試合の成果でしょー。めちゃ攻めてたし何よりあのボレーね!

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ガンバ!ガンバ!ガンバ! photo by TOSHI
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2daaaaan & Toshi

November 2, 2008 05:05 PM

リハビリがてら

最近、リハビリがてらにまたPhotoshopやDreamweaverを触り始めています。没頭しだすとあっという間に時間が過ぎるけど、これを毎日毎日一日中やってたかと思うと、ワーキングプアの大変な毎日を思い出します。

今はリハビリ中なのであまり無理をせず、疲れたら本や録画しておいた映画を見ることにしています。
で、ブログに書く。

感想を人に言うなり、ブログに書くなりすることは大事だと思うのです。インプットしたことはアウトプットすることでより強くインプットされるんだと思います。だから僕は、しょーもない日常をきっとずっともっと書き続けます。

■ 映画

『ホテル・ルワンダ』

1994年にルワンダで起きたフツ族とツチ族の民族紛争を舞台にした映画で、以前読書感想文を書いた『ジェノサイドの丘』にも登場し、紛争中、自分のホテルに人種を問わず多くの人をかくまったホテルオーナーの話です。

ルワンダ紛争のことを知ろうと『ジェノサイドの丘』を読もうと思う人は多いと思うんですけど、正直、僕はあの本はキャッチー感に欠けるものだと思います。
それはものすごく単純な理由で、ルワンダの言葉(名詞)が難しいからです。"ツチ族"と"フツ族"もどっちがどっちかわからなくなるし、"ポール・ルセサバギナ"とか"オギュスタン・ビジムング"とか登場人物の名前もなかなか頭に入ってきません。これは僕特有の悩みかも知れませんけど。

ただ、この映画『ホテル・ルワンダ』だと、活字だけでなくビジュアルでの認識も可能になり、よりスムーズにルワンダ紛争の状況を理解することができました。しかし、この映画だけでは逆にルワンダ紛争の全容が見えないので、やはり『ジェノサイドの丘』も併せて読んでいただくのがお勧めです。

余談ですが、この映画は海外ではアカデミー賞やゴールデングローブ賞にノミネートされるほど評価が高かったようですが、日本の配給会社や劇場はさほど興味を示さず、あまり大々的に放映されなかったようです。
興味を示さなかった理由としては、紛争を扱った暗い内容であったことや、配給権の値段が高かったからなどらしいです。
悲しいっすね。日本は、僕らはルワンダでの大虐殺のみならず、それをもとにした映画にも興味を示さなかったわけです。市場原理主義とは心をも売ることなのですか。

『寝ずの番』

ある落語家一門の通夜の席で語られる思い出話を中心にしたお話。原作者は中島らもで、監督はマキノ雅彦 a.k.a. 津川雅彦だそうで。これらの情報を先に知っていたら、たぶん普段の僕はスルーしてたな。大物俳優が調子に乗って監督しちゃった的に捉えて、気にも留めなかったはすだ。

しかし、事故的に観てしまった。夜中、ふとチャンネルを映画チャンネルに合わせると、"ピッチリ横分け鼻デカ兄さん"a.k.a. 中井貴一が扮する落語家が、なかなか強烈な下ネタをぶちかましていて、一瞬で心を奪われた。
結局、最後まで全編下ネタだらけで、おまけにマリファナまで登場する。これが中島らもワールドなのか......。

しかし、これがただただ強烈な笑い話なだけでなく、優しく暖かくも感じることができたのは、思い出話野中に、故人やその周りの人の人間模様がユーモアやペーソスを交えてしっかり描かれていたからだと思います。

ふーん、こんなのも僕はアリだったんだなって、思わぬ事故によって気づきました。

『嫌われ松子の一生』

『下妻物語』の中島哲也監督の作品です。前述の『寝ずの番』とは違って、逆に監督を知っていたからこそ観ました。

で、やっぱり良かった。最初はちょっと松子の人生に起こること全てが痛々しすぎて、もしかするとこのまま終るんじゃないかと心配したけど、ちゃんと最後には心が救われた。それってきっと中島監督の得意とするとこなんだろうなぁ。この人は映像もストーリーも演出もコントラストが効いてます。めっさ恐い人らしいけど、この人の作品は好き。

こりゃ最新作の『パコと魔法の絵本』も良さそうっす。

『サマータイムマシン・ブルース』

京都の劇団、ヨーロッパ企画の戯曲が原作の映画です。監督は『踊る大捜査線 THE MOVIE』や『UDON』の本広克行さんです。

大学のSF研究会に突如現れたタイムトラベラーとタイムマシンをめぐるコメディです。笑いのタイプとしては、スラップスティックでもなく、ベタベタでもなく、いかにも劇団系の"空気系"笑いだと思います。リズムとか間で笑わせる感じ。

タイムマシンと言えばドラえもんですけど、タイムトラベルの話はいつも頭がおかしくなりそうになります。パラレルワールド?相対性理論?結局、どの物語の中でも矛盾は解決できなくて、いつもモヤモヤが残ります。
しかし、この作品は意外にも最終的にうまく整合性がとれた気がする。これ以上深くは考えないでおこう。

■本

乳と卵』 著者:川上未映子

この本を読もうと思ったきっかけは、極めて不純で、著者の川上未映子さんがナイスなルックスだったからです。いい感じにちょっと年上だったからです。大阪出身だったからです。そういったパーソナリティありきです。

芥川賞作品というのは、そんな不純さを覆い隠すいい口実でした。僕にとっては芥川賞も直木賞もどうでもいいこと。逆にそんな賞をとる作品って難しそうだって気が引ける。今回はたまたま文学に触れるのに不純と思わしき動機を隠すいい口実になっただけで。

それにね、賞とか名声って、ちょっとした動機になるくらいでいいんじゃないでしょうか。数ある本の中から、ほんならこれ読んでみよかってね。
そもそもどんな権威を持ってしてもクオリティの保証なんてできませんよね。絶大な人気を誇る村上春樹作品もアマゾンのカスタマーレビューでは賛否両論だし、この『乳と卵』だってそうでした。いろんな人がいろんなことを言うものです。必ずしも「名作=万人受け」ではない。自分に合ったものを探せばいいし、自分で探すから見つけたときはすごく嬉しいんだと思います。
僕の場合は、受賞したものや売れているものには何かしら(外的要因も含め)理由があるはずだと思っているから、一応はサラッと味見します。食わず嫌いじゃもったいない。

で、今作の感想。ストーリーは意外にわかりやすく、最後にはそれなりにカタルシスを得ることができました。僕は理由とか意図をすごく知りたがる、たぶんアートには向いていないタイプだから、名作と言われる本でも、スッキリできないまま終るものが苦手です。
今回はそれがほぼなかった。芥川賞なんつーから構えていたけど、意外にシンプルでした。

しかし、特徴的なのは文体。ちょっとした衝撃さえあった。大阪弁の口語をふんだんに用い、句読点も登場人物のブレスのタイミングでしか使われていないっぽい(本来そういうものか......?)。
僕はDTPの仕事で本の編集工程に関わっていたこともあるので、こういった一般的なルールから少し逸脱したような文体に多少戸惑い、なかなか言葉が頭に入ってこなかったのですが、だんだん慣れてきて、あぁこういうことかって思えるようになると、その独特な文体を楽しめるようになりました。グルーヴ感っていうんですかね。ちょっとした新しい感覚との出会いでした。

Big Fat Cat and The Mustard Pie
著者:向山 貴彦、たかしま てつを

英語学習の本で、たぶん2年以上前に買って、3/4ぐらいまでしか読めずに本棚に埋もれていました。

この本は少し変わっていて、基本的にはただただ英語で書かれた物語を読むというものです。ほぼ訳は書いてなくて、少しだけ文法について解説があるくらいです。間違いなくTOEICとか受験のために読む本ではないと思う。

この本では「英語の文章を楽しく読めるようになる」ということが重要なようです。
確かにそうでした。ボリュームも少なく、中学生レベルの英語力で、わからなければなんとか辞書を使えば読めるような内容でした。たぶんこの本を何回も読めば読むほど、英語の本を読むことが楽しくなってくる気がする。

英会話やいろんな学習本に挫折したことのある人にはちょっと新しいアプローチじゃないでしょうか。
そんな人は一度お試しあれ。

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