MIXTAPE GENERATION: 2009年1月アーカイブ

2009年1月アーカイブ

January 30, 2009 07:10 PM

emotional money

先日、あるお店で買い物をした際、僕が店員さんに少しだけトリッキーなお願いをしたのですが、店員さんはそれを心よく受けていただき、非常に気持ちよく買い物ができました。

また違う日。このサイトの微調整を進める中で出てきた細かな要望を、どうしても僕の知識とデフォルトの機能だけじゃ実現することができずに非常に困っていたところ、それを解決できるフリーのプラグインを見つけ、そのプラグインのおかげでなんとか要望を実現することができました。 そのとき、初めてフリーのプラグインに対して気持ちばかりのドネーションをしてみようと思い、三枚の百円玉から溢れるほどの大きな感謝の気持ちを乗せて入金しました。

マルクス曰く、お金というものは使用価値と交換価値の二つの価値を持っているらしいです。 資本主義経済のもとでは、しばしば交換価値ばかりが注目され、使用価値のことを忘れてしまいます。モノやサービスや人の価値=値段だと勘違いしてしまう。

トイレットペーパーみたいに僕のデリケートな部分をソフトリーに拭き取ることさえできない千円札や一万円札なんて、ただの紙切れです。しかし、そんな紙切れや銅やアルミの塊は、感謝の気持ちを乗せたり表現することができます。

あらゆる消費活動の中で、あらゆる生産活動の中で、もう少しお金について考えることができれば、ひどくデコボコなこの世界がもう少し平になるような気がします。

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January 29, 2009 09:44 PM

ゲロマブなチャンネー

近頃、ちまちま仕事や勉強をしながら、いいなぁと思う会社にアプローチしてみてるのですが、2戦2敗です。特にそのうちの1社は本当にそこで働いてみたいなぁと思うとこだったので、残念です。尼崎から東京まで(もちろん自費でも)全然お会いしに行く気やったんですけどね。実際に足を運んで会ってお話をするってのは、採用・不採用を別にしてものすごく重要な経験だと思うのです。

どちらも業界では名の通っている会社ですし、ダメもとって言うか、とりあえずアプローチせな始まらんでしょってことで、こっちからコクってやったのです。
あぁ、あんなカワイイ子はオレなんかとは住む世界が全然違うわぁって思ってたら、ええーー!そんな男でええのん!?っちゅうのと付き合いだしたりして、しかもそいつにベタ惚れとかで、非常にやるせない悔いの残る経験をしたことはないでしょうか?僕はあります。
それと一緒です。相手がどれだけビッグネームでどれだけ雑誌に出ていようと、ビビることはないです。採用されるときはされるし、されないときはされない。才能やスキルはもちろん重要ですが、職場と自分の相性とか、声をかけるタイミング次第でどっちに転ぶかなんてわからないもんです。

大阪(というか東京近郊以外)のクリエイティブの業界では、東京の会社や雑誌に載っている人たちは、ものすごく手の届かない存在のように語られがちですが、そんなことはないと思います。少しの間ですが東京で仕事してそう思いましたし、大阪やその他の地域のみんなだって同じくらい頑張ってると思います。

フラれてもフラれてもOKされるまでコクり続けてたら、どうしてもそのうち資金もなくなり、あまり良い表現ではないですが、選ぶ職場のランクを落としたり、家族やお金やいろんな事情と相談しながら自分の希望や気持ちと折り合いをつけざるえない状況もくるでしょうけど(違う道を探すって意味です)、僕はまだあと少しはなんとかして生き延びながら、ゲロマブなチャンネーを探すことにします。

ベタ惚れして付き合ってみたら実際は全然うまくいかないってことや、アクシデント的に付き合うことになったのに以外とうまくいったりで、幸せになれる条件なんてわかりませんが、現時点では自分からコクるってのは、少なくとも後悔はしない道だと思います。

January 26, 2009 08:25 PM

ガタがくる

うおぉぉーーー! ガリガリ君踏んでるーーー!!

そんな、三浦マイルド的悪夢を見そうなくらい、自分の足が冷たすぎます。
暖房とか靴下とか毛布とか、そんなの一切おかまいなしです。ふとした瞬間に自分の左足が右足に触れると、「おいっ!オレ!」って言いたくなります。

たぶん、姿勢が悪くて(特にデスクワーク中は)血行が悪いんだと思います。よく生姜が効くとか聞きますが、どうもそれは根本的な解決ではない気がして気が進みません。
冷え性も病気なんかな。どうにかしたいです。

そういえば、僕は病気を理由に学校や会社を休んだことのない正真正銘のKYボーイなんで、当然病院にもほとんど行きません(歯医者は別)。
しかし、もう30歳。仕事をしているときはデザインと言えどなかなかのハードワークだし、こりゃ病院行かんとアカンなぁと思うことも増えてきました。

腰痛
まぁ12〜14時間も椅子に座り続けてたら、そりゃ足腰おかしなるわって話ですが。
風邪
オッサンになると風邪が直らんねー。下手すりゃ一週間尾を引きます。
親知らず
昨年、ストレスからくる顎関節症的なものになったのですが、その際、親知らずも発見されてしまいました。特に痛みもないんですけどね。
最近、親知らずは抜かなくてもいい的な説がありますよね?実際どうなんでしょう?
レーシック
コンタクトはいろんなことがどうも面倒です(コンタクト童貞ですが)。
そんな中、レーシックという素晴らしい技術が登場。僕の周りでもメガネ部やコンタクト部を退団した人が何人かいます。お金さえあれば僕も退団したい。
整形
先日の『情熱大陸』の長瀬智也を見てたら、「同い年かぁ......クソォーッ!」って画面をパンチしそうになりました。

最後のが一番重い病気ですね。

それでは皆さんも風邪などひかぬようお気をつけ下さいね。

January 24, 2009 05:51 PM

ヘンタイ

ドキドキ

今月の『Web Designing』のタイポグラフィ特集がおもしろかった。
Webにおける技術の進歩とインフラの広がりを考えると、これまで仕方なく蔑ろにされてきたWebにおけるタイポグラフィの重要性がそろそろ本気で考えられるとこに来たんだと、今さらながら改めて思いました。

タイポグラフィの特集っつーことで、ヨゼフ・ミューラー=ブロックマンの『Neue Grafik』もチラッとだけフィーチャーされていたのだけど、やっぱり何度見てもあの辺のタイポグラフィやグリッドシステムを使ったデザインっつーのは、胸がドキドキします。

以前、お酒の席で友人があるフライヤーを僕に見せて、「この書体はなんて名前なん?これかっこええわー」って言ったのを他の友人が聞いていて、「なんでそんなことが気になるんかわからん」と言って不思議そうな顔をしてたのを思い出しました。
考えてみりゃ、そりゃそうだ。なぜ、ただの文字の羅列を見て、曲線に思いを馳せ、その間にある見えないラインを辿って、胸がドキドキするんだ。タイポグラフィ好きなんて、一種のヘンタイだ。

そう、あなたも僕も、やれHelveticaだ、Futuraだ、Akzidenz Groteskだ、で、行間はどうだ、そしたらカーニングはどうだ、ってキャッキャ言って騒いでる人は、みんなヘンタイです。

neue grafik

記憶

そうやって『Neue Grafik』のグラフィックを見て、そういや、なんかの雑誌でもこんな内容の号があったなぁ、なんて思い出しました。でも、どの雑誌だか思い出せません。なんせ、デザイン関連の書籍や雑誌なんていくら見てきたかわかりません。

こんなとき、ゆっくり記憶の断片を辿って行きます。

まず、どんな記事だったのか。
確か、タイポグラフィかグラフィックデザインの特集。
そうだ、『+81』の蜂賀さんが出てた。『+81』の蜂賀さんだー、なんて思ったってことは、『+81』じゃない他の雑誌だ。
そうや、『DTP WORLD』や。

次に、その記事を読んでいた状況を思い出しました。
確か、梅田での友達との約束の前にジュンク堂でその雑誌を買い、まだ約束の時間までだいぶあったので、時間つぶしにジュンク堂の下でそれを読んでたんだ。
そうだ、あれはだいたい2年前くらい、2007年くらいだ。

それじゃ、『DTP WORLD』のサイトへ行ってバックナンバーを見てみよう。
2007年の一覧の中のある表紙を見て思い出した。これだ。特集「僕たちはグラフィックデザインについて知らなすぎた。」って書いてある。間違いない。

こうやって、どうにか部屋に積み上げている段ボールの中から、目的の号を見つけ出しました。
膨大な記憶の中からこれを見つけ出すことができたのは、表紙のビジュアル、読んだ場所、購入した日の他の予定など様々な情報をキーにできたからだと思います。

思い出や記憶というものは、「音楽」や「匂い」や「運動」と強く結びついているんだなぁとよく感じます。
あの曲を聴くと思い出す、国道沿いの風景。
あのシャンプーの匂いで思い出す、好きだった人。
ボールを蹴りながら語り合った将来のこと。

だから、ずっと同じ景色の中で生活をしていると、いろんなことが埋もれてく気がするんですよね。
外に出なきゃあかんよな。

テ〜レレレ

いってらっしゃい

関西テレビ界の良心、『探偵!ナイトスクープ』の昨晩の回で、間寛平探偵がひとまず休業となりました。
竹山探偵やタムケン探偵など若手探偵も独自の魅力を発揮し、良い新陳代謝ができたよなぁなんて安心していたけど、やっぱりベテランの寛平ちゃんだからこそ暖かく見守れた依頼もたくさんあり、しばらくの間、寛平ちゃんとオッサン・オバハンたちとの心温まるセッションが見れなくなるのかと思うと、やっぱり寂しいです。昨晩の寛平ちゃんの十八番である『視聴率調査』を見て、改めて思ったのであります。

いってらっしゃい、寛平ちゃん。

寛平探偵の名作VTR
『能勢のオバちゃん』
「昔の人はどんな恋をしていたんだろう」という調査で見つけたオバちゃん。そんな始末。
『マネキン人形に恋をして』
寛平探偵だから笑って観れた。ナイトスクープの懐の深さがみえる名作。

笑いの鍵

自分がウケるツボを思い返していると、「伝統芸能」というキーワードが浮かびあがりました。
なんやろうな。高尚なものとされているものをシニカルに見る目線に共感してるんかな。
やっぱり「お笑い」はおもしろい。

『日本の匠を訪ねて』
やっぱりこのコントが最初やなぁ。衝撃だった。
『宮崎の伝統舞踊』
アイドルだからってナメてたら、ちゃんとフリもしてるし、ボケの落差も大きかった。
青島あきな、やるな。テ〜レレレ
『伝統芸能ハゲ踊り2006夏』
最近のトランスバージョンもいいけど、こっちもおもろい。

January 19, 2009 04:59 AM

ヤハウェやアラーだって

イスラエルとパレスチナ

イスラエルとパレスチナのことに関しては、もとを辿れば、ユダヤ人が世界中に離散させられた2000年以上も遡ったりしてしまって、もう「ユダヤが悪い」、「アラブが悪い」とか一概に言えるものではありません。
イスラエルでも、パレスチナでも、ナチスのホロコーストでも、あまりに多くの命が奪われ、今なお奪われ続けてます。憎しみの連鎖です。

でも、そんなことは世界中にいる傍観者の常套句でもあります。そんなこと言ってても何の解決にもならない。
もちろん、ヤハウェやアラーだって、キリストやブッダだって、教祖様や大先生だって、何も解決してくれないと思うよ。

僕は何ができるのか考えよう。自己満足でも、何もしないよりは後悔しない。
まずは、何が起きてるのか知りたい。イスラエルがガザを爆撃する理由より、そこにいる人々の現状を。

次に何ができる?
署名?
キャンドルを灯す?
不買運動?
なんだろう。

『六ヶ所村ラプソディー』の鎌仲ひとみ監督のブログ
ガザの写真が転載されています。ものすごく凄惨な写真ですが、これが現実なようです。見たくない人は見ないでください。
ガザへの空爆と地上侵攻に反対するインターネット署名
既に45万人くらいが署名してるようです。
ガザ封鎖の解除を求める署名
人道危機を引き起こしているガザ地区の完全封鎖に抗議し、封鎖を解除して食料・燃料などの生活物資の搬入を許可することをイスラエル政府に強く要求することを要請します。
ガザの平和を祈るピースナイトキャンドル
イスラエル大使館の前での、無言の抗議活動のようです。

トップリバー

なんか、不況不況って言われだしてだいぶ経つ気がしますが、それでも常につい一ヶ月前よりも着実に状況が悪くなっていってるように思います。
「派遣切り」によって年越しさえ安心して過ごせなかった人が大勢いましたし、自動車産業を中心に3月までに8万5000人の非正規雇用者が失職するとも言われています。
天然ロストジェネレーションな故、不況の最中あまり実感のない僕でも、年末あたりから求人サイトから送られてくる求人情報が激減しているのを見て、珍しくゾッとすることがあります。「あれ、俺、ヤバくねぇ!?」って(果たしてそれが不況と因果関係のあるものなのかはわかりませんが)。
まぁ幸い手に職らしきものはあるので、もしどうしようもなくなったとき、選ばなければ仕事はありますけどね。

世の中がそんな暗いムードに包まれている中、先日の『カンブリア宮殿』で特集されていた農業生産法人・有限会社トップリバーという会社は、一筋の光となるのでしょうか。

トップリバーは超ざっくり言うと、農業の会社です。都会から「農業をやりたい」という若者を連れてきて、正規社員として雇い、育成し、野菜を作り、市場を通さずに直接取引をして儲けを出す、というもの。

昨今のソーシャル・アントレプレナーの登場や活躍にも似た匂いを感じるのですが、持続性のある仕組みを作るとき、「儲かる」というのは非常に重要な要素な気がしますね。
トップリバーが儲かる仕組みに関して詳しいことまではわかりませんが、耕地をレンタルしたり(小作農の逆転的発想?)、市場を通さず直接取引するあたりがポイントっぽいです。

また「やる気ある都会の若者を正社員として......」というのも見逃せないポイントです。
トップリバーの考える社員の理想的なキャリアパスとしては、入社して5〜6年の間に農業を学び、その後モーニング娘。的に言う「卒業」という退社をして、各々が独立して農業を始める、という流れのようです。いずれはトップリバーと独立した各々との横の繋がり・ネットワークを形成できればと考えておられるようです。
必ずそのキャリアパスを辿らなければならないわけではないですが、「農業がやりたい!」という若者にとっては、将来へのヴィジョンを描き易い魅力的な仕組みだと思います。
新卒の内定が取り消されたり、正規雇用者だってリストラに怯えなければならない現在の雇用状況において、雇用対策のキーになるのは環境・農業産業と言われていますが、まさにそれを体現してみせてるのがトップリバーじゃないでしょうか。
それにトップリバーは長野県の会社ですから、地方に雇用機会が生まれているということも重要なポイントですね。

サステナブルな社会・仕組み、わずかな地方分権の機運の高まり、雇用対策のキーに挙げられる環境・農業産業などなど、なんだか僕的にいろいろ気になるデザインのヒントがこの会社・仕組みに隠れている気がします。
さぁ、トップリバーはこれからどうなっていくんだろう。楽しみです。

いつの間にか自分が入社してたりして。

January 14, 2009 02:05 AM

多事争論

ここ10年以内くらいで「環境問題」や「エコ」や「地球温暖化」という言葉が定着し、今やブームとまで呼ばれるほどになりましたが、ここ1~2年くらいは「環境問題はウソ」ブームの時代です。
「環境問題はウソ」派の代表格と言えば、著書も売れ、メディア露出も多い武田邦彦という人じゃないでしょうか。

武田氏の主張は、「国民は国やメディアや企業に騙され、搾取されている」「私はそれを『日本国民総家畜化計画 』と呼ぶ」といったものです。
いくつかの間違った環境問題認識の事例を手に、彼の主張はエコ一色の世の中にうまくカウンターとして機能し、武田氏の言う「家畜」、即ちプロパガンダやイメージ戦略に踊らされている人や、もともと環境問題やエコを疎ましく思っていた人から多くの支持を得たようです。

確かに最近では「CO2の排出量と地球温暖化の因果関係はない」という説もメジャーになってきてるし、彼の指摘している間違った環境問題認識には、国やメディアや企業から発信される情報より信憑性のあるものもいくつかありそうです。

しかし、中には明らかに都合良く集められたデータや矛盾などもあり、彼の登場にはプチ反体制的なキャラクター以上の威力はないように思います(まぁこの先どうなるかわかりませんが)。
また、環境問題のウソや国や企業の搾取を指摘するだけで、代替案となるヴィジョンを示せてないのも残念です。間違った環境問題認識があるからと言って、地球上に環境問題が全くないわけでは全然ないし、もう少し建設的で長期的なプランを示してほしいです。

まぁ、こんなふうに「環境問題はウソ」派の登場は僕にとっては新しい発見の少ないものでしたが、「国やメディアや企業に騙されるな」ということ、「何も考えないなら、飼いならされた『家畜』と同じだ」という意見に関しては、僕も共感します。
福沢諭吉が言うように、自由な気風が多事争論の中にあるならば、武田氏の主張はカウンター的主張としての機能を十分果たしたんじゃないでしょうか。

しかし、もっと他の主張があってもいい気がしますね。今度は建設的で長期的な主張が。

January 12, 2009 06:21 PM

芸の道

Slowdance
-Wisely And Slow, They Stumble That Dance Fast-

Buddhistsonの新作『Slowdance -Wisely And Slow, They Stumble That Dance Fast-』。本当に、本当に素晴らしい。
このアルバムをこれから何度も何度も聴いて、一曲一曲が自分の中でどう熟成されていくのかわからないけど、前作同様、一生聴き続けるアルバムとなりそうな気がします。

今作でも大々的なプロモーションや全国ツアーこそありませんが(大阪・名古屋・東京はあるよ)、きっと前作同様、大切な人から大切な人へ、ジワジワと暖かい音の輪が広がっていくんじゃないでしょうか。
大切な誰かにプレゼントしたくなる、そんなアルバムなのです。

芸人

ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、僕はお笑いが大好きです。お笑い・お笑い芸人を愛してやまない、ただのオッサンです。

最近、改めて「芸人」という仕事が格好良く思えて仕方ありません。
大きな要因としては、ここ1〜2年の間に、僕ら関西人がずっと見てきた芸人であったり、お笑い好きだけが知るマニアックな芸人が全国的にブレイクを果たしているからでしょうか。千原兄弟、なだぎ武、ジャリズム、バッファロー吾郎、TKO、ケンコバ、矢野兵藤の兵藤、吉本新喜劇座長の小籔千豊などなど、数えあげればきりがありません。

特に僕が「芸人」という仕事に改めて羨望の眼差しを向けるきっかけとなったのは、兵藤と小籔のブレイクです。
この二人の全国的評価に繋がるきっかけと言えば『人志松本のすべらない話』です。この番組は、ジュニアやケンコバや宮川大輔やほっしゃん。らの才能もお茶の間に知らしめることとなりましたが、彼らは兵藤や小籔とは違って、この番組以外でも全国的露出のチャンスがありました。
だから、兵藤と小籔の二人が『人志松本のすべらない話』でブレイクしたことには大きな意味があるのです。全く顔を知られていなかった二人が、ただ単純に「おもろい話」をして全国区で認められた。

先日NHKで放送された『新春放談2009』という「テレビの明日を考える」という主旨の番組で、箭内道彦さんが「芸人さんってむき出しですよね」って言っていました。芸人とは生き様そのものだろう、と。
本当にそうだと思います。特に話芸。話芸においては、もちろん表現する様々な細かい技術は必要だけど、それよりいかに「芸人」として生きているかの方が大事な気がします。
そんなふうに考えると、改めて芸人という職業はなんてストイックでカッコいいんだろうと思いました。

前述の番組では、「芸人の力≒人間力」という流れから、「人として未熟なまま舞台に立っちゃっている人もいる」といった、昨今のショートネタ中心のネタ番組ブームを憂いての意見もありました。本当に同感です。
ただ、それは「未熟な若造がまだ早ぇんだよ!」ってことではなくて、「ブームの状況に溺れることなく、芸を、人間を磨けよ」ってことだと思います。

最近「あぁうまく乗り切ったかも」と思うのが、オリエンタルラジオです。オリラジの芸は僕的にはタイプではないのでおもしろいと思ったことこそないのですが、彼らが爆発的に支持された頃、僕みたいな自称お笑い通から一斉に標的にされながらも、とにかく用意された場数を夢中でこなしたことで、過剰な賞賛ややっかみ含みのヤジにもぐらつかない安定感を手に入れた気がします。彼らが本当の意味で化けるとすれば、ここからです。

いろいろ偉そうに言ってますが、僕ら自称お笑い通なんて所詮素人。テレビの前でワーワー言うてるだけです。エンタ芸人だの、キャラ芸人だの、一発屋芸人だのなんと言われてようが、むき出しで夢に挑む彼(彼女)らはみんなカッコいいです。

2009年、年始から暗いニュースが飛び交ってますが、お笑い大国ニッポン、是非芸人の皆さんに盛り上げてもらいたいものです。

January 5, 2009 10:56 PM

エルマガジン

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Lmagazineの最終号。表紙を見たとき、ちょっと泣きそうになった。
とうとうエルマガジンが、31年の歴史に幕を下ろすときがきた。
31年って僕より先輩やんか。すごいな。

考えてみると、いつだって僕の側には知らぬ間にエルマガジンがあったように思います。
少しの間東京で過ごした昨年の夏、帰ってきた地元のコンビニでエルマガの表紙を見つけたとき、なんだかほっとしたのを思い出します。

エルマガをみて、美術館を巡り、
エルマガをみて、神戸や奈良や京都へ行き、
エルマガをみて、カメラを手に近所の路地を歩き、
エルマガをみて、山を登り、
エルマガをみて、おいしいものを食べました。
エルマガは、僕のマスターピース。

エルマガは、後発の関西向けカルチャー情報誌とは違い、他のメディアでは取り上げられそうにもない関西の隅々の「日常」を切り取り、在阪メディアならではの親近感や優しさがありました。

僕は雑誌好きとしての観点からもエルマガという雑誌が好きでした。
情報誌でありながら、お気に入りの号は捨てずにとってある数少ない雑誌です。
在阪メディアであること、デザインが良いこと、広告が少ないこと、今になって改めて考えると、こんなくらいしか言葉に出来ないのが非常にもどかしいのですが、他にもなんとも言い難いエルマガ独自の魅力がたくさんありました。

公式な発表によると、休刊の理由は、最近創刊した新雑誌に力を入れるためとなっているようですが、実際がどうであれ、今の時代は書籍や雑誌などの紙媒体が生き抜くのが非常に厳しい状況のようです。
僕自身、書籍や雑誌を愛していながらも、DTPの世界からWebの世界へ移り、その中でも、きっと紙媒体でしか体験できない何かがあることを信じて、紙媒体とWebを始めとする他メディアとの共生について考えてきましたが、到底明確な答えなど出てきません。
また、昨今の世界的な金融危機の影響が実体経済までに及び、そんなとき真っ先に影響を受けるのが広告業界だとも言われています。広告費の削減によって影響を受けるという意味では、雑誌だけじゃなくWebとて同じことです。
ホント、僕は人の心配してる場合じゃないっすよね......。

あくまで『休刊』という言葉を信じ、またいつかエルマガが戻ってくることを願っております。
エルマガジン様、31年間ごくろうさまでした。
そして、ありがとうございました。

あっ、社長!あけおめ

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

まずは、ガンバ大阪、天皇杯優勝、おめでとう!というか、ありがとう!
2008年シーズン、Jチームの中で一番厳しい殺人的過密スケジュールの中、最後の最後、満身創痍で苦しみながらもなんとか「優勝」という結果を得たことは、リーグでの成績が芳しくなかった彼らが、正真正銘の「強い」チームであることを証明しました。
2009年、行ったれ、行ったれ!ナビスコ優勝、Jリーグ優勝、ACL2連覇!
俺も頑張らんと。

で、話は変わりまして。
2005年からブログを書き始め、毎年各年のヘビーローテーション・バンド・ベスト5を書いてきてるので、2008年分も書いておきます。

過去のランキング

僕はLast.fmという音楽系SNSを利用してまして、iPodやiTunesで再生した音楽の様々なデータをとっています。
その中に、過去12ヶ月間によく聴いたバンドのランキングがあるので、それをもとによく聴いたバンド・ベスト5を挙げると、

  1. Buddhistson (822)
  2. Perfume (717)
  3. Death Cab for Cutie (489)
  4. Comeback My Daughters (487)
  5. Set Your Goals (479)

※( )内の数字は、曲を再生した回数

となりました。
1位のブディストサンは、2005年から4年連続のランクイン、4年連続1位です。今回の結果を受けて、改めて自分がいかにブディストサンが好きかを再認識しました。さすがに自分でもびっくり。
あと3、4日もすれば、超待望のニューアルバム『Slowdance―Wisely And Snow, They Stumble That Dance Fast』がリリースされる(Tシャツ付きセットを買うため、わざわざディスクユニオンで購入!)し、2009年もブディがランクインする可能性大アリやな~。

ニューアルバムもだいぶヤバそ~。
"Wisely and Slow "は"Falling"級名曲かも。

2位はパフューム。この結果にも自分でびっくり。今までアイドル(?)にハマったことなんてなかったのに、まさか30歳で......。
最初はメンバーの顔も知らず、"ポリリズム"や"チョコレイト・ディスコ"などの楽曲の良さでCDを手に取れたことが、オッサンの僕にとってのギリギリの救いですね~。
今こうやって振り返ると、僕にとってパフュームのどこが魅力的なのか、非常にハッキリわかってきた気がします。
特に、高い音楽性とアイドルとしてのポピュラリティを両立している点や、リップシンクに対する考え方を変えるほど完成度の高いライブなど、僕にとって新しい価値観をもたらしてくれました。

ロッキンチューンな"エレクトロ・ワールド"が良いです

3位のデス・キャブ・フォー・キューティーは、J.ケルアックの『路上』を読んでいるとき、BGMとしてずっと聴いていました。
すごくシンプルな作りで、美しいメロディーが特徴ですが、日本人特有の叙情性とは違い、広大なアメリカの大地を思わせる大らかな空気を感じさせるもので、本を読んだり、ぼーっと何かを考えるときに最適なBGMとなりました。

SUMMER SONICで観た"Transatlanticism"は圧巻でした

4位のカムバック・マイ・ドーターズは、やっぱり秋にリリースされたニューアルバム『EXPerience』が大傑作であったことが大きいです。
優しくて、大きくて、懐かしくて、ちょっぴり切なくて、だけど決して「あの頃は良かったなぁ」なんてノスタルジーに浸るものじゃない、30歳等身大の心象風景が描かれた素晴らしい作品でした。

カントリーっぽい音色が気持ちいいね~

5位のセット・ユア・ゴールズは、何気に2年連続ランクインです。
ライフタイムや初期ニュー・ファウンド・グローリーの系譜を受け継ぐ熱きメロディック・ハードコアは、いくつになってもあの頃の勢いを思い出させてくれます。
闘わなきゃいけないとき、負けられないとき、彼らの音楽にたくさんのガッツをもらいました。
そういや、年末にUKのセット・ユア・ゴールズのファンとメールのやりとりをしました。同じ音楽・バンドが好きな者同士、僕の拙い英語力でもなんとかコミュニケーションがとれるもんです。楽しかったなぁ。

Goonies Never Say Die!!

1~5位はこんな感じになりました。インディーロック、パワー(ギター)ポップ、Jポップ、ハードコアなどいろんな音楽が入り交じる、わけのわからないランキングになりましたが、これが30歳になった僕なりのパンクだ。
他には、昨年に引き続きファウンテンズ・オブ・ウェインも聴きまくりましたし、新譜が素晴らしかったシガーロスや、FUJI ROCKで観たCSSやアンダーワールドもよく聴いたし、やっぱり2008年もいろんな音楽にパワーを貰いましたね。

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