Slowdance
-Wisely And Slow, They Stumble That Dance Fast-
Buddhistsonの新作『Slowdance -Wisely And Slow, They Stumble That Dance Fast-』。本当に、本当に素晴らしい。
このアルバムをこれから何度も何度も聴いて、一曲一曲が自分の中でどう熟成されていくのかわからないけど、前作同様、一生聴き続けるアルバムとなりそうな気がします。
今作でも大々的なプロモーションや全国ツアーこそありませんが(大阪・名古屋・東京はあるよ)、きっと前作同様、大切な人から大切な人へ、ジワジワと暖かい音の輪が広がっていくんじゃないでしょうか。
大切な誰かにプレゼントしたくなる、そんなアルバムなのです。
芸人
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、僕はお笑いが大好きです。お笑い・お笑い芸人を愛してやまない、ただのオッサンです。
最近、改めて「芸人」という仕事が格好良く思えて仕方ありません。
大きな要因としては、ここ1〜2年の間に、僕ら関西人がずっと見てきた芸人であったり、お笑い好きだけが知るマニアックな芸人が全国的にブレイクを果たしているからでしょうか。千原兄弟、なだぎ武、ジャリズム、バッファロー吾郎、TKO、ケンコバ、矢野兵藤の兵藤、吉本新喜劇座長の小籔千豊などなど、数えあげればきりがありません。
特に僕が「芸人」という仕事に改めて羨望の眼差しを向けるきっかけとなったのは、兵藤と小籔のブレイクです。
この二人の全国的評価に繋がるきっかけと言えば『人志松本のすべらない話』です。この番組は、ジュニアやケンコバや宮川大輔やほっしゃん。らの才能もお茶の間に知らしめることとなりましたが、彼らは兵藤や小籔とは違って、この番組以外でも全国的露出のチャンスがありました。
だから、兵藤と小籔の二人が『人志松本のすべらない話』でブレイクしたことには大きな意味があるのです。全く顔を知られていなかった二人が、ただ単純に「おもろい話」をして全国区で認められた。
先日NHKで放送された『新春放談2009』という「テレビの明日を考える」という主旨の番組で、箭内道彦さんが「芸人さんってむき出しですよね」って言っていました。芸人とは生き様そのものだろう、と。
本当にそうだと思います。特に話芸。話芸においては、もちろん表現する様々な細かい技術は必要だけど、それよりいかに「芸人」として生きているかの方が大事な気がします。
そんなふうに考えると、改めて芸人という職業はなんてストイックでカッコいいんだろうと思いました。
前述の番組では、「芸人の力≒人間力」という流れから、「人として未熟なまま舞台に立っちゃっている人もいる」といった、昨今のショートネタ中心のネタ番組ブームを憂いての意見もありました。本当に同感です。
ただ、それは「未熟な若造がまだ早ぇんだよ!」ってことではなくて、「ブームの状況に溺れることなく、芸を、人間を磨けよ」ってことだと思います。
最近「あぁうまく乗り切ったかも」と思うのが、オリエンタルラジオです。オリラジの芸は僕的にはタイプではないのでおもしろいと思ったことこそないのですが、彼らが爆発的に支持された頃、僕みたいな自称お笑い通から一斉に標的にされながらも、とにかく用意された場数を夢中でこなしたことで、過剰な賞賛ややっかみ含みのヤジにもぐらつかない安定感を手に入れた気がします。彼らが本当の意味で化けるとすれば、ここからです。
いろいろ偉そうに言ってますが、僕ら自称お笑い通なんて所詮素人。テレビの前でワーワー言うてるだけです。エンタ芸人だの、キャラ芸人だの、一発屋芸人だのなんと言われてようが、むき出しで夢に挑む彼(彼女)らはみんなカッコいいです。
2009年、年始から暗いニュースが飛び交ってますが、お笑い大国ニッポン、是非芸人の皆さんに盛り上げてもらいたいものです。
コメント
reply to katapad's comment
満塁のなか、ワインドアップで「おひさしブリーフ!」を全力投球してくるとこに、お笑いマニア Katapadの並々ならぬ自信を感じるわ。
カンニング、確かに生き様むき出しやったもんな。
俺はあまりおもろいともおもわんねんけど、渡辺直美も生き様むき出しらしい。今の芸風にどうやって至ったかを楽しめるかはわからんけど、だいぶ壮絶なストーリーの持ち主らしい。
でもやっぱ今は有吉やね。
misonoに放った名言、「お前、地獄見たことねぇだろ!!」のパンチ力はハンパじゃなかったね!













katapad says
おひさしブリーフ!
僕も世間のひとの芸人に対する見方というか評価というか、そんなんがだいぶ変わってきたなーと感じてます。それはラーメン屋に対する評価と同じで、ラーメンを食べながら店主がどうしてその味にいたったのかというドキュメンタリーも楽しむ、といった見方なんとちゃうかなと思ってます。
僕の中で見方が明確に変わったのは、カンニングの漫才を見たときでした。芸人の生き様をあんなに前面に出すのは衝撃でしたね。いまは小島よしおや有吉がそうなのかな。そういう流れなのかもしれませんね。ゲッツ!
01:46 AM - January 18, 2009 返信