ドキドキ
今月の『Web Designing』のタイポグラフィ特集がおもしろかった。
Webにおける技術の進歩とインフラの広がりを考えると、これまで仕方なく蔑ろにされてきたWebにおけるタイポグラフィの重要性がそろそろ本気で考えられるとこに来たんだと、今さらながら改めて思いました。
タイポグラフィの特集っつーことで、ヨゼフ・ミューラー=ブロックマンの『Neue Grafik』もチラッとだけフィーチャーされていたのだけど、やっぱり何度見てもあの辺のタイポグラフィやグリッドシステムを使ったデザインっつーのは、胸がドキドキします。
以前、お酒の席で友人があるフライヤーを僕に見せて、「この書体はなんて名前なん?これかっこええわー」って言ったのを他の友人が聞いていて、「なんでそんなことが気になるんかわからん」と言って不思議そうな顔をしてたのを思い出しました。
考えてみりゃ、そりゃそうだ。なぜ、ただの文字の羅列を見て、曲線に思いを馳せ、その間にある見えないラインを辿って、胸がドキドキするんだ。タイポグラフィ好きなんて、一種のヘンタイだ。
そう、あなたも僕も、やれHelveticaだ、Futuraだ、Akzidenz Groteskだ、で、行間はどうだ、そしたらカーニングはどうだ、ってキャッキャ言って騒いでる人は、みんなヘンタイです。
記憶
そうやって『Neue Grafik』のグラフィックを見て、そういや、なんかの雑誌でもこんな内容の号があったなぁ、なんて思い出しました。でも、どの雑誌だか思い出せません。なんせ、デザイン関連の書籍や雑誌なんていくら見てきたかわかりません。
こんなとき、ゆっくり記憶の断片を辿って行きます。
まず、どんな記事だったのか。
確か、タイポグラフィかグラフィックデザインの特集。
そうだ、『+81』の蜂賀さんが出てた。『+81』の蜂賀さんだー、なんて思ったってことは、『+81』じゃない他の雑誌だ。
そうや、『DTP WORLD』や。
次に、その記事を読んでいた状況を思い出しました。
確か、梅田での友達との約束の前にジュンク堂でその雑誌を買い、まだ約束の時間までだいぶあったので、時間つぶしにジュンク堂の下でそれを読んでたんだ。
そうだ、あれはだいたい2年前くらい、2007年くらいだ。
それじゃ、『DTP WORLD』のサイトへ行ってバックナンバーを見てみよう。
2007年の一覧の中のある表紙を見て思い出した。これだ。特集「僕たちはグラフィックデザインについて知らなすぎた。」って書いてある。間違いない。
こうやって、どうにか部屋に積み上げている段ボールの中から、目的の号を見つけ出しました。
膨大な記憶の中からこれを見つけ出すことができたのは、表紙のビジュアル、読んだ場所、購入した日の他の予定など様々な情報をキーにできたからだと思います。
思い出や記憶というものは、「音楽」や「匂い」や「運動」と強く結びついているんだなぁとよく感じます。
あの曲を聴くと思い出す、国道沿いの風景。
あのシャンプーの匂いで思い出す、好きだった人。
ボールを蹴りながら語り合った将来のこと。
だから、ずっと同じ景色の中で生活をしていると、いろんなことが埋もれてく気がするんですよね。
外に出なきゃあかんよな。
コメント
says
このブログデザインには、Kozzyの『タイポグラフィへの興味』が溢れてると言うことなんすか?
改めてこのブログの色んなページ見たけど、バリかっこえぇしバリオシャレやわ〜。
reply to ベビースター's comment
特に、写真においてはホンマに重要やね。
「台無しやん!」みたいなことってあるもんねー。
俺だって、ええ写真であるほど文字を載せるのが恐いなー。
ま、そんな駆け引きもおもろいねんな。
reply to KASS1's comment
Thanxxxです〜。
みんなのフォント環境、ブラウザ環境なんかを考えながら、WinとMacの狭間で頭を悩ませましたねー。っつーか今でも微妙に調整し続けてますわ〜。どっちか良くなったら、どっちかアカンくなる……。
コトニストのKass1さんとしても、タイポグラフィは超大事ですね。キレイとか読み易いとかカッコええとかじゃなくて、全体の”佇まい“でどう伝えるか。おもしろいですね。














ベビースター says
タイポグラフィー大事ですよね。
写真集だってタイトルの組み方一つで
全然違ってきますし。
ちっちゃな事からコツコツと。
07:43 PM - January 24, 2009 返信