MIXTAPE GENERATION: 2011年11月アーカイブ

2011年11月アーカイブ

November 21, 2011 02:26 AM

Keep Going

Keep Going, Keep Going

お久しぶりです。
いや〜もう年末ですね。先月、また年齢を重ねてしまいました。もう早すぎて早すぎてわけがわかりません。あれもしなきゃ、これもしなきゃ。年末まで予定は一杯だし、来年も忙しくなりますよ。

今年を振り返るにはまだ早いですが、今年は大きなことが起こりすぎて、自分の立ち位置を確かめたり、歩んできた道を振り返ったりすることが多かった気がします。

3月の大震災と、それを受けてのHi-STANDARDとAIR JAMの復活。AIR JAMには参加できなかったけど、開催に至るまでの異様な熱気と開催当日のピースなバイヴスは、各メディアやTwitterなどを通じて十分過ぎるほど伝わってきました。

普段からよく考えてました。90年代中盤から後半に起きたあのムーブメントの"熱"はなんだったんだろうと。
自分の中でのあの時代への思いやあの時代以降の妙な冷静さは、自分が歳をとっただけなのか、単なるノスタルジーや懐古主義的なものなのか、考えても考えても俯瞰するにはまだまだ時間の経過が必要らしく、うまく答えが出ませんでした。

そんな中、大震災を受けてハイスタとAIR JAMが復活し、シーンが急激に熱を帯びてくるのに伴い、あの当時を振り返るメディアも多くなりました。
そして『AGAINST 90年代パンク/ミクスチャー共闘篇』という本に出会い、あっさりとの答えがでました。 僕の中で感じたあの当時の熱の正体ってのは"D.I.Y.スピリット"だったようです。「Do It Yoursef」答えは今の自分にとってすごく当たり前になっていることだったようです。「灯台下暗」すぎ。

あの当時、バンドマンは、自分たちや友達のイベントで汗だくになってライブした後に物販エリアに走ってきて、ヒドい音だけど熱のこもった音源や、手作り感満載だけどなぜかクソカッコいいTシャツやステッカーを作って売っていた。

ファン真っ盛りだった僕は、インターネットなんてないから、フライヤーをかき集めたり、ファンジンを買ったり、レコ屋のポップを全部読んだり、バンドマンが着てるTシャツや音源のThanksリストをチェックしたりして情報をかき集めた。音源は電話したりFAXしたりして通販でも買った。チケットは電話やライブハウスで直接買った。

クリエイターとしての僕は、毎月自腹でミックステープを作って配ったり、知り合いのイベントのフライヤーをデザインしたり、友達のバンドのロゴやTシャツのデザインをしたりライブで写真を撮ったり。

どれもなんとなくそこにいたんじゃない。そこにいたくて、近づきたくて、自分で考え行動し、"当事者"になった。そのことから多くのことを学んだ気がする。

簡単すぎる考察かもしれないけど、今はいろいろ便利だから、熱が分散したり逃げてしまうんだと思う。熱し易いけどすごく冷め易いんだと思う。
すぐに自分で観た気になるし、聴いた気になるし、感じた気になるし、考えた気になるし、繋がれた気になる。

インターネットやTwitterが悪いんじゃない。今の人たちが冷めてるって話でもない。
あの当時のD.I.Y.スピリットや自ら掴んだ当事者感を持って、もう一度今なりのやり方や考え方を探れば、当時よりもっと自分たちのやりたいようにできる状況・環境だと思う。
そしてそう思えるのが、あの当時にあのムーブメントの中にいた自分にとっての宝物なんだと思う。

先日のAIR JAM 2011に出てたバンドなんてほぼ30代後半から40代前半の大パイセンですよ。僕なんてまだたった33歳ですよ。
まだまだやれること、やらなきゃならないことがたくさんあるんだな。

Keep Going, Keep Going

BRAHMAN

で、昨日、千葉は幕張メッセまでブラフマンの『霹靂』レコ初ツアーファイナルを観に行ってきましたよ。

ブラフマンを初めて観たのはCOKEHEAD HIPSTERSの解散ツアー(at ベイサイドジェニー)だったかな。あれからフジロックで何度かライブを観て、その度に壮絶なライブに圧倒されてきたわけだけど、なぜかこれまでブラフマンを観る目的でライブに行ったことは一度もありませんでした。

ブラフマンは、震災後にいち早く被災地支援活動を開始し、旗振り役としてメンバー自らが行動し、バンドマン、ファン、一般の人たちから多くの支持・賛同を集めていました。
(昨日のライブ会場にも、被災地の惨状を伝える写真が展示されていたり、被災地支援グッズの販売や、被災地にライブハウスを立てるプロジェクトなどのブースが並んでいました)

そんなブラフマンの活動を見てて、「ブラフマンの大ファンです!」と公言したことこそないけれど、自分の中で音楽的にもアティテュード的にも絶対的な信頼を置くブラフマンというバンドのことを考えることが多くなり、今回ツアーファイルに行ってみることにしました。

今回のライブのフロントアクトには、CUBISMO GRAFICO FIVE、難波章浩、KEN YOKOYAMAという、ハイスタのメンバー各々が率いる(または参加する)バンドを迎えていたことも、参加したくなった大きな要因ではありました。
ハイスタ出演の噂もあり、結局それは実現しなかったけど、それに至る一連のストーリーは、より一層この日のライブの意味をより強固にした気がします。KENちゃんのアティテュードにもTOSHI-LOWの思いにも本当に感動しました。33歳のおっさんが泣いてしまいました。

で、ブラフマンのライブは......人生TOP5に入るくらい壮絶かつ感動的なライブ。僕の貧相なボキャブラリーで、昨日あの場で起きたことを書けるはずがありません。14,000人を完全に飲み込んでいた。包んでいた。
本当にあのバンドはどうなっていくんでしょうか......重要無形文化財に指定した方がいいと思います(で、「こんなのいらねぇよ」って言うっていうね)。

ハイスタもすごいけど、あの頃からずっと絶えず続けてきた彼らに最大級のリスペクト。 ブラフマン、本当にありがとう。

やっぱり、Keep Going, Keep Going。

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