「旬」 - MIXTAPE GENERATION

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July 1, 2016 03:13 PM

「旬」

もう7月。10月には38歳になる。
「38歳」ってすごい。高校を卒業してから20年も経つことになる。ハイスタを聴きながら、机の上を埋め尽くすほど落書きをしていた高校生だった自分は、「38歳」についてどんなイメージを持っていただろう。まったく覚えてないけど、たしかなのは「旬なんてとっくに過ぎてる年齢」とは思っていたはず。

実際はどうなのか。38歳を目前とした自分はどんな状態だ。
あぁ、たしかに決して「旬」と呼ばれるような状態ではない。
若い頃抱いていた「旬」のイメージとは、人気クリエイターとして、『トップランナー』や『情熱大陸』に出演したり、デザイン誌でろくろをまわしながら有名バンドのアートワークでも紹介しながらデザイン論を語ってるとかそんな感じ。

残念ながらそれらはまだ訪れていない。

とはいえ、いくつかのハイライトはあった。
20代の中頃、ファッション誌の街角スナップ的なコーナーに何度か載せてもらったり、読者代表として座談会にも参加させていただいた。クリエイターとしては、自分のデザインした名刺が国内外の様々なメディアに取り上げられ、海外の出版社が出している名刺デザイン集にも2回載せていただいた。

でも、それだけ。そしてそれらはもう過去のこと。18歳の自分が抱いていた旬な時代は確実に過ぎ去った。そして今後もこんな感じの旬はもう来ないと思う。

むしろ、もう来なくなったいいと思っている。スネたり悲観しているわけではない。シンプルに「順番」や「時期」の話。
「旬」という言葉には、瞬間最大風速的なニュアンスがある。瞬間的な爆発力が必要な場面もあるけど、大事なのはずっと「旬」を感じれる生き方をしてるかどうかだと思う。
だから、夢を持つのにも年齢なんて関係ないとは思っている。60歳になってはじめて武道館に立つ、なんて夢は最高だと思うし、そんな夢を持っている人は応援したいと思う。

自分の場合は、もうハットトリックを達成してお立ち台に立つことにモチベーションを持てなくなったというだけ。その役目で輝くためのタイミングはもう過ぎた。

今は、こどもや若い子らが、「残尿感」 なく旬を迎え、つっきれるように、何かしらの形でサポートすることにモチベーションがある。完全にこどもができた影響だ。
それを全力でやることで、新しいおっさんになった自分の新たな「旬」が来るのだ。

振り返ってそこにあるのは、全て自分が歩いてきた道。
自分が選び、ときには切り開いてきた道。
いま自分が立っている場所に、自分を連れてきたのは自分自身。
目の前の道を歩き続けるのも自由。
行きたい場所へ向かう道を作るのも自由 。

ということで、アルバム『Making the Road』から、Hi-STANDARDで「Stay Gold」、どうぞ。

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このページは、kozzyが2016年7月 1日 15:13に書いた記事です。

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