Maeの2ndアルバム。もう最高だよ。
まず、前作同様アートワークを手掛けたのはAsterik STUDIO。今や売れっ子になってしまった彼等の仕事っぷりはどれもヤバいけど、この『The Everglow』のアートワークは、彼等の最高傑作の一つとなったのではないでしょうか。ブックレットが絵本のようなデザインになっていて、それを見ながらアルバムを聴き進めていくと、まるで挿絵に描かれた少年とともに絵本の中の世界を旅しているような感覚に陥るんだな。ファンタスティック。ネット配信で音楽が消費されていく中で、音源におけるアートワークの重要性を感じさせる作品ですな。
音の方は、メロディーが明るくなり、疾走感も増し、ディストーションギターも積極的にフィーチャーして、前作に比べてかなりロックしている。それでもこのバンド特有の温かさや爽やかさが全く失われていないのは、全面的にフィーチャーされたピアノのお陰かな。
この作品は、普段、エモを聴かない人でも抵抗なく聴けると思うな。特に、女の子のエモやロックの入門編としていいかも。このイノセントワールドな世界観はハマるかも。だって、公害シティ 尼崎に住んでいる僕でさえ、これを聴くと春風に吹かれながら草原を駆け回ることができるんだよ、マジで。
ポストJimmy Eat Worldの最右翼、Maeの1stアルバム。
1曲目の"Embers and Envelopes"は、個人的にJimmy Eat Worldの"Lucky Denver Mint"級のエモアンセムだと思う。しかし、それ故に買った当初はこの曲ばかりを聴いてしまい、他の曲の良さに気づかなかったよ。
アルバム全体で飛び抜けたアンセム級の曲がないので、いつも最後まで流れていくように聴いてしまう。しかし、気づきましたよ。それこそが、以降の作品にも通ずる彼等の魅力なんだわ。決して、チャートを賑わすアーティストのように、シングル曲を何曲か集めてあとは適当に入れときました的なアルバムではなく、アルバム全曲を通して一つの流れるような作品になってるんだわ。
まだあどけなさの残る声、キーボードと少しだけのエレクトロを取り入れた浮遊感のある楽曲。まさに上にあるジャケットのアートワーク(by Asterik STUDIO)のような世界観が広がるよ。


















