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DEATH CAB FOR CUTIE / Transatlanticism

デスキャブはエモやインディロックの文脈で語られることが多いけど、エモと言ってもその後スクリーモやエモトロニカに発展する類いのものではないように思うし、"インディロック"という言葉がサウンドスタイルを指すものなのかもわからない。
デスキャブとはどんな音、バンドだろう。シンプルで、深くて、そっと寄り添うよう優しさと、ときに爆発する感情。そっか、シンプル故に人間味や思慮深さが際立っているのか。ジャンルとしての「エモ」よりエモーションが際立つバンドなのかも知れない。
デスキャブ作品に共通することかも知れないけど、アルバム一枚通してひとつの物語のようです。
第7章"Transatlanticism"は圧巻です。

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チャットモンチー / 生命力

前作より轟音が減り、オルタナ感よりポップ感が強くなったように思います。
だけど決して商業路線に向かったというわけではなく、逆にお得意の変拍子も増えたように思うし、ダンサブルだったり、ドライビンだったり、楽曲の幅もかなり広がり、バンドとして健康的な成長を遂げているように思います。またこのバンドには周りの状況にも流されない芯の強さもあるように思います。
このアルバムがオリコンチャートで初登場2位になるなら、まだまだ日本も捨てたもんじゃないね。
日本ロック史に名を刻むであろう名盤です。

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チャットモンチー / 耳鳴り

どうせギャルバンでしょ的、もしくはギャルバンにしてはロックしてるね的な色眼鏡をぶち壊すほどのセンス、クオリティ、轟音です。
ポップだけど一筋縄ではいかないメロディーや、ストレートかつ感覚的に並べられた言葉は、ありふれた言葉ですが、まさに等身大の音といった感じです。
恋とか、友情とか、不安とか、あの頃を思い出してノスタルジックな気持ちになっちゃいます。あの頃見上げていたいろんな空が思い浮かぶ。
"東京ハチミツオーケストラ"が大好きです。

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SOUNDS OCEANLANE / Crossroad

2009.04.15

OCEANLANE / Crossroad

良いね〜、これは。"Shine On Me"や"I'll Be Around"は最高にキラッキラしてるし、"Lights Up My Soul"や"Malibu Coke"は男らしくロックしてるし、"Look Inside the Mirror"のビューティフルなことこの上なし。"Foxwood Valley"や"Love Won't Last the Night"は新機軸のカントリーソングだけど、ちゃんとOceanlane風味に仕上がっていて、成長したOceanlaneの奥深さを感じさせてくれる。
彼らはシーンに現れた当初こそ日本産US・北欧的本格派エモバンドと捉えられていたけど、今ではそんな言葉で彼らの存在を語るには無理があるくらい、楽曲のバラエティーに富んでいて、そのどれもがOceanlaneの音として鳴っている。
しかし、変わったよ、このバンドは。デモ音源の頃からずっと大好きなバンドだけど、明らかに今作あたりで変わったと思う。格段にカッコよくなった。力強くなった。ロックバンドになった。ずっとコンスタントに音源をリリースしてるし、それに合わせてなのかツアーにもよく出てるし、ロードに出て成長した感じがしますね(素人が偉そうにごめんなさい)。
普通にメジャーチャートに入るくらい売れてほしいな。

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NEW FOUND GLORY / Not Without A Fight

エモ登場以降の新時代パンクシーンの代表格 New Found Gloryが、もうフルアルバム6作目。そしてそれが90年代パンクシーン興盛の立役者であるEpitaphレーベルからのリリースってんだから、USパンク/ハードコアシーンはおもしろい。
5thアルバム『Coming Home』ではNFGは随分大人になっていた(それはそれで良かった)。
5thから今作リリースの間にボストンの名門ハードコア・レーベル Bridge Nineからリリースしたミニアルバム『Tip Of The Iceberg』は、『Coming Home』とは打って変わってのハードコア路線。おまけにGorilla BiscuitsやShelterやLifetimeなど伝説的ハードコアバンドのカバーも収録されており、こりゃ6thは熱いハードコアNFGか!? なんて思わせるものだった。
で、待望の6作目の今作『Not Without A Fight』。いざ蓋を開けてみると、原点回帰とも言える青春キラキラポップパンクのNFGじゃないですか〜。
だけど、ただの原点回帰で終らないところがさすがのNFG。『Tip Of The Iceberg』のようなハードコア的要素も随所にうまくミックスされているし、その他にも彼らのこれまで歩んできた道で得た様々な要素を、キッズたちが求める最高の形で表現しています。
あの若造たちがすごいバンドになったもんだな。

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