ここ最近、CDを買うことがめっきり少なくなりました。2~3年前くらいまでは、月に5~10枚くらいは必ず買っていた気がしますが、今ではなんとも寂しいことに、せいぜい3~5枚程度。
僕は、18歳くらいからずっと梅田周辺もしくは経由しての生活(学校や仕事)なので、必ず週に2~3度はタワレコに通うのが長年の習慣となっていました。
しかしCDをあまり買えなくなった頃からは、タワレコに行くと、どうしてもあれやこれやと欲しくなっちゃうんで、なるべく近寄らないようにしていました。
最初は、「あぁ俺も終わったなぁ」なんてショボくれていたわけですが、しばらくすると「おい、ホンマに俺はこれでええのんか?なんか大事なもんを失くしてないか!?」と思い始めまして、「聴くだけやで!買ったらあかんで!!お金ないで!聴く時間ないで!!」と心に言い聞かし、またタワレコに通い始めました。
すると、やっぱり試聴するだけでも、店内を一通りぶらぶら歩くだけでも、すごくクリエイティビティを刺激されるし、トレンド感覚もちゃんとアップデートされる。
やっぱり自分は、デザインにおける志向性においても人生観においても、音楽またはそれに付随するカルチャーから多大な影響を受けていたんだと再認識。
データには、匂いや、手触りや、バックグランドや、時間ってものが存在しないんですよね。iTunes StoreもAmazonも便利だしよく利用するけど、やっぱり匂いや手触りが感じられるCD・レコードなどのパッケージメディアや、時代の空気の感じれるCD・レコード屋という「リアルな場所」は必要なんだと思います。
- これらの記事を読むと、いろいろ考えさせられるな~
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- レーベル運営の悲喜交々:HMV渋谷閉店にまつわる僕の見解
- http://blog.livedoor.jp/wonderground/archives/52671853.html
- 『横山健の別に危なくないコラム vol.70』
- http://www.pizzaofdeath.com/staff/column/ken-column.html
僕がブログやTwitterで推しまくっていた、阪神・淡路大震災15年 特集ドラマ「その街のこども」が劇場公開されることになったようです。
- 「その街のこども 劇場版」公式サイト
- http://sonomachi.com/
- 「その街のこども 劇場版」公式Twitter
- http://twitter.com/#!/sonomachi_movie
- 映画『その街のこども 劇場版』予告偏
観た直後、僕は興奮気味にブログやTwitterにこの作品に対する思いを書き、友達にも言いまくりましたが(空回り......)、僕と同じように全国の視聴者も、ブログやTwitterや番組公式サイトの掲示板で、それぞれの感想や被災体験談を語り、DVD・サントラ発売や映画化を熱望する声も多数書き込んでいました。
そんな視聴者の熱い思いを受けて、NHKの制作したドラマとしては超異例の劇場公開が決定したようです。
僕は1/17の放送をハードディスクに録っていたので、もう何度も何度も見返しているのですが、劇場版はテレビでカットされたシーンも追加されているようなので、公開されたら是非劇場へ足を運ぶつもりでございます。
Day3(9/19) 〜犬島―直島〜
前日、島に着いたのが夕方だったため、この日の昼までを犬島作品の鑑賞時間としていました。
周囲約4Kmの小さな島なので、3時間ほどでほぼ全ての作品を鑑賞することができました。作品はもちろん、独特な島の景観や、ご自慢の錦鯉を見せてくれたおじいさんとの出会いも含め、どれもとても素敵だったのですが、やっぱり犬島と言えば犬島アートプロジェクト「精錬所」。アート関連の本やテレビやインターネットでは何度も見ていたその景観ですが、実際そこに立ってみると、周囲を囲む海や山と共生するように建つ工場、崩れ落ちそうな煙突、その上を優雅に飛び回る鳥、様々な要素が織りなす圧倒的な空気感に包まれました。自分が今建っている場所や時間がわからなくなる、とても不思議な気持ちになる場所でした。
この日は日曜日。人口約60人の島に信じられない数の人が向かってくる、なかなかカオスな光景を尻目に、僕らは高松へ向かうため、経由地点の直島に向かいました。
直島では、高松までのフェリーの時間まで、腹ごしらえをしたり(Seven Beachのビビン麺は激ウマ!)、大竹伸朗さんの「I♥湯」でグッズを買ったり、会社へのお土産を買ったりして過ごし、「直島始まって以来の人の数です」と島の人が話すほどごった返す港から、無事に高松へ向かうフェリーに乗り込むことができました。
そして高松から、また高速バスで三宮まで。三宮から自宅まで、無事に旅を終えることができました。
自分的瀬戸芸総評
こうやってブログを書いている今、105日間の瀬戸内国際芸術祭2010の閉幕まであと1週間を切りました。
閉幕に向け、舞台となる島々は、僕が訪れたときよりさらに混雑を極めているようで、瀬戸芸は間違いなく、日本の現代アートの祭典としては最大級の盛り上がりを見せたと言ってもいいんじゃないでしょうか。
(31日の最終日までに、来場者数は、当初の目標であった30万人の3倍以上の約90万人に達しようとしているそうです。*参考:asahi.com 「大入り、瀬戸内芸術祭 来場者は予想の3倍」)
今や世界に誇るロックフェスとなったフジロックが始まったときもそうでしたが、こういった新たな歴史が刻まれようとするとき、必ずそこには、多くの反対や疑問の声が存在するように思います。
金の流れ、自然環境、ゴミ、防災、交通、住民の生活、運営方法、雇用、閉幕後の作品の扱い、ハンセン病差別などなど、瀬戸芸でも様々な懸念・疑問・反対の声があがっていたかと思います。
これらは主催者・島民・観光客それぞれの、目的、姿勢、感情、モラル、風土思想など様々な要因が絡み合う複雑な問題なので、瀬戸内の島々を舞台にした現代アートの祭典として何を「成功」の基準とするかは非常に難しい問題で、こういった場合、どうしても来場者数や経済効果などの定量的なものだけになってしまいがちです。
しかし、本当に大事なのは、開催中に島の人や来場者が感じたことや、閉幕後の島の状態や島の人の感情がどう変化していくのかだと思います。
だからこそ「私は違和感を感じた」「主催者の金儲けだ」「島の人のことを考えろ」なんて意見もすごく大事なんだと思います。
で、僕は、少なくともこの芸術祭に訪れたことによって、瀬戸内に浮かぶ小さな島々の自然の美しさや、島の人たちの優しさ、そしてそんな環境のもとで体感する現代アートに魅了されました。
今回訪れたどの島にももう一度行きたいと強く思ったし、行けなかった島にも是非いつか行きたいと思いました。
だから、僕の中で瀬戸内国際芸術祭2010は「大成功」だし、是非次回の開催を希望します!
ほとんどの懸念・疑問・反対の意見もわかるんですよ。わかるけどさ、ただやいやい言ってるだけじゃ、何も変わんないじゃんね。(もちろん「変わらない」という選択もあります)
Day2(9/18) 〜豊島―犬島〜
この日は、直島に次いで人気の豊島&犬島Dayっつーことで、フェリー出発の時間よりだいぶ早めに起床し、フェリーの整理券ゲット。無事予定通りに豊島へ渡ることができました。
この島は本当に素晴らしかった!(どの島も最高でしたが)
真っ青な空の下に、キラキラと光る海、緑生い茂る森、一面に広がる田んぼ、という絵に描いたような自然の景観と、そこに住む島の人の暖かさが本当に素敵だった。
クリスチャン・ボルタンスキーの「心臓音のアーカイブ」、大阪芸術大学豊島アートラボの「ノリとたゆたう。」、ジャネット・カーディフ&ジョージ・ビュレス・ミラー の「ストーム・ハウス」などの作品も、あの環境や島の人たちの生活の中だからこそ素晴らしい作品になり得たのだろうと思います。
廃材を利用して作った作品を自慢していたおばあちゃん、山道を歩く瀬戸芸客に声をかけて乗せてあげていたバスの運転手さん、炎天下の中でバスを待つ人を軽トラの荷台に乗せて送ってあげていたおじさん、ガイドマップを手に歩いている僕たちに「どこ行くの?」と声をかけてきてくれ、一緒に作品を探してくれたチャリンコ少年、「豊島を回るには原付がええよ。」「そうか、男前に映っとったかね?」と楽しげに話してくれた廣田商店のご夫婦(前日に瀬戸芸の特集番組に出てた)、などなど人の暖かさが心に染みる島でした。

- 「もってキレイな人撮ってください〜」とおばあちゃん

- 上のおばあちゃんが、廃材を利用して作った作品。何気に芸術祭に参加しちゃってるとこがかわいいやんか

- 海が一望できる浜にひっそり建てられたクリスチャン・ボルタンスキーの「心臓音のアーカイブ」

- 「心臓音のアーカイブ」では、この海を眺めながら、世界中の人の心臓音を聴くことができます

- ノリとたゆたいました。ええ気持っちゃった〜

- 青木 野枝「空の粒子/唐櫃」越しに臨む空と山と海

- こどもたちも感覚で感じ取れるのが現代アートのいいところ

- こういう体験は忘れられないだろうなぁ
豊島は広い島なので、観れなかった作品もたくさんあったのですが、フェリーの時間があるため、またいつか戻ってくることを心に決めつつ島を後にし、次の犬島へ向かいました。
犬島に着いたのは、日も傾き始めた頃。朝食のうどん以来何も口にしていなかったので、何かにありつければと入ったTrees犬島店で、なんとか遅いランチにありつくことができました。
深く座り込んだソファで、光る水面を眺めながらビールを飲み、「どこから来たん?」「兵庫県の尼崎です」「おぉ、ダウンタウンの出身地」「はい、僕らの神です」「うん、ダウンタウンは間違いないね」なんて気さくなマスターと談笑していると、店内に貼られている一枚のポスターが目に入りました。
スチャダラパー 、YOUR SONG IS GOOD 、七尾旅人など、かなり熱い面子が出演するライブイベント。話を聞いてみると、マスター率いるTrees Crewは、毎年犬島でレイヴパーティーをオーガナイズしていて、そういった中から生まれた繋がりから、そのイベントにも参加することになったとか。
僕は、コトニスト Kass1さんの話を思い出し、「僕の友達も犬島のイベントに参加してたんです。カスワンって言うんですけど......」と話してみると、なんと「おぉ、カス、知ってるよ!」とマスター。「マジすか!今度僕も遊びに来ます!」「いや〜うれしいな〜」なんて話も弾み、帰りにはお土産のTreesオリジナル手ぬぐいまで頂いて、店を後にし、宿泊先の犬島シーマンに向かいました。
- Kass1さんの犬島レポート from Throw Up -kass1 In Da House
いや〜、不思議な縁の繋がりを感じました。
でもね、僕はこんなとき、でもこれって必然でもあるんだってよく思うんです。
人生において、出会うべき人に出会ったと思ったときに、ちゃんとコミットしていく勇気を持つことだったり、くだらない先入観や壁を排除して接することで、自然と自分の行く先々には自分が出会いたい人たちが待っているんだと思ったりするのです。
「縁」や「輪」というのは、何か見えない力の作用というよりは、もっと自分の行動次第で広げていくことができるんじゃないかと思うのです。
そんなことをボーッと考えながら、星空の下、夜風に吹かれながら、月夜に浮かぶ精練所の影を眺めて、エキゾチッ〜クな静かな島の夜を過ごしました。
Day1(9/17) 〜直島
9月半ばの3連休、念願の瀬戸内国際芸術祭2010に行ってまいりました。
想像していた以上に素晴らしい旅になったし、これから瀬戸芸に行こうとしている人たちの参考になればと、もっと早くに旅の詳細を書きたかったのですが、帰ってきてからずっとバタバタしてて、結局1ヵ月以上も後になって書くことになりました......。ダメだねぇ、やっぱり鮮度がないねぇ。
三宮から高速バスで約3時間半で高松に到着。
3連休で大混雑が予想されたため、できるだけ早く直島に渡るべく、ホテルに大きな荷物だけを預けて、フェリーに乗り込みました。
直島に着くと、まず平日にも関わらず人の多さにびっくり!芸術祭のわりには盛り上がっている、とかそんなレベルではないです。改めて瀬戸芸フィーバーを実感しました。
早速、人気作品家プロジェクト 南寺「Backside of the Moon」(作品:ジェームズ・タレル/設計:安藤忠雄)のある本村地区に向かうバスに乗り込みました。
本村地区に着くとまず、南寺の午後の遅い時間の整理券をゲット。13時の地中美術館まで少し時間があったため、家プロジェクト 角屋「Sea of Time'98(時の海'98)」を鑑賞したり、香川らしく昼食にうどんを食べてると、ちょうどよき時間になったので、地中美術館へ向かうバスに乗り込みました。
地中美術館に着くと、これまた長蛇の列。しかし、整理券付きのパスポートチケットを買っていたので、ここはスムーズに突破することができました。やっぱりモネの『睡蓮』は圧巻だね〜。
地中美術館鑑賞後は、念願の南寺鑑賞のため再び本村地区へ。
鑑賞時間までまだ時間があったので、Mocha Coffeeで休憩。お店の雰囲気も、コーヒーの味もすごく良かったから、また来たいな〜と思っていたら、なんと瀬戸芸閉幕にあわせて閉店とのこと。う〜ん、残念......。
そんなこんなで鑑賞時間になり、いざ南寺へ。
なんでしょうか、どう説明すればよいのでしょうか、この体験、この感覚。ネタばらしになるとかそんな話の前に、単純に説明できないですよね、これは。
自分が今見ているものは何なのか、そもそも本当に何かが見えているのか、日常では味わうことができない思考と体験でした。
うん、やっぱタレルの作品は好きやなぁ。
念願の南寺鑑賞後は、ゆっくりそこらをぶらぶらしたり、フェリーの時間まで宮浦港の赤かぼちゃ付近で、夕暮れの瀬戸内の景色を満喫しておりました。
高松に着くと、すぐにチェックインを済まし、一旦部屋で一休みした後に高松駅前の居酒屋で飯を喰らって、その後は部屋に戻ってサッとシャワーを浴びて爆睡。
















